march forward.
りりかの独り言。

2005年06月10日(金) 吐き出せる場所。

「電話してもいい?」とか言うメールもなく。

今日は突然かかって来た。



ずいぶん、酔っ払っているときのハルだ。

声で分かる。

そして、いつもみたいに愚痴を言い出す。

これも、いつも通りだ。

私も、いつも通り「うんうん」って聞くだけ。



一通り話し終わった後。

「吐き出せる場所が、ない」

小さい声で、ハルはそう言った。

私は、胸が縮むみたいな、なんだか変な感じになった。



私でよかったら、聞くよ。

いいよ、吐き出しても。




何度も「ごめん」って言われる。

何度も「ホントに、ごめん」って言われる。




「やり直そう」

そう言ったのは、私。

ハルは「だめだよ。りりかのこと、今一生懸命考えてくれる人いるじゃん」と言った。

「そうだね、でも。やり直そう、一から」





長い間お互い黙って。

そして先に口を開いたのは、ハル。

「結婚とか、そういう事は、考えてあげられないよ?」

思わず噴出しちゃった。

「それでいいよ」

「何で笑うんだよ」

「だってさぁ・・・」

「りりか」

「何?」

「愛してる」



うん、知ってるよ。ずっと前から。


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りりか [MAIL]

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