march forward.
りりかの独り言。

2005年05月29日(日) 友達って何?

夕方。

「これから帰ります。りりかはまだ出かけてるの?子供たちは一緒なの?」

と言うメールが来た。




夜になってから、電話が来た。

「無事に着いたよ。高速混んでなかったから助かった」

「良かったね」

「りりかが会ってくれなかったことで、何か踏ん切りみたいのついたよ。うざいことして、ごめん」

「うざくなんかないよ。私も、ごめんなさい」



たくさん、話した。

2時間くらい。

いつもみたいに。

何も変わらず。


不意にハルが。

「恋人には戻れないけど。友達には、戻れるかな」

なんて言った。

私も「うん」って言った。




ハルのことが、すごく好き。

でも、私は今までされて嫌だったくせに、ハルを非難した。

ハルも侮辱した。

あの時の私たちは、どうかしてたんだろう。

だめだと思いつつも、お互いに罵倒しか、出来なかった。


そして、疲れて。

どんどん、すれ違って行って。

それでも何とか繋がっていようと、必死になって。

聞かなかった振り、言わなかった振りを、少しの間続けた。



だけど、別れるとかそういう話が出たあの日。

私がまだハルの所へ行くのはまだちょっと・・・と言った日。

また、ぶり返した。




きっとね。

聞かなかった振り、言わなかった振りをしてもね。

また喧嘩とかなんかあった時に、ぶり返して。

その度にどんどん傷つけていくんだよ。

傷は深く、大きくなっていくの。








だけど、繋がっていたいのはお互いの本音。

だから、友達なんて言う、曖昧な線引きで一緒にいることになる。



「りりかちゃんとハルちゃんは友達にはなれないよ。愛し過ぎたよ、お互いに」

ひなが、そう言った。

私は「なれなくてもいい、そういう意味のある関係でいると言うだけで」

と言った。


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