march forward.
りりかの独り言。

2005年05月15日(日) 寂しくない。

日曜日の朝は、大好きだった。

ハルが隣にいてくれることが、多かったから。

今日は、いない。



夜中に、話をして。

私はもうやり直す気持ちがないことを告げて。

ハルは、友達の家にそのまま行った。

「車は明日の昼間にでも勝手に取りに来るから。顔は出さないよ」

と言い残して。





子供たちを実家に泊めていたから、迎えに行く。

家を出たとき、まだハルの車があった。

まだ、東京にいるんだなぁと思ったら、なんだか嬉しかった。


実家に行く途中で、栄から電話が来た。

「ハル君と、話したの?」

「話したよ」

「うん、それで?」

「別れたよ」

「そうか。うん。これからは、一緒に、ずっといようね」

「・・・ごめんなさい」




昨日、ハルと会ったときから決めてた。

私は、やっぱりハルが好きで。

私の中で、ハルがいつだって基準で。

誰もそれを超えられない。

超えられないって分かっているのに、私は栄と付き合ったり出来る?

栄を好きになったり、出来るの?


結果「出来ない」って言う答えに達した。




「ちゃんと、いつか誰かを好きになったりしたら分からないけど。今は一人でいいかな。他の人を好きになれる気がしなくて」



徐々にでいい、とか。

寂しいのを埋めるためだけでいい、とか。

いっぱい、言ってくれたけど。


やっぱり、無理だよ。



「まだ、何も始まってないじゃん。これからじゃないの?」

「これからの事、今は考えられないの」

「一人で寂しくないの?」



寂しくないよ。

一人じゃないもの。

子供たちだっているし。

好きだって思える人もいるし。

友達も、親も、兄弟も。





何か、ぐちゃぐちゃし過ぎちゃって、疲れちゃった。

後悔するかもしれないし、しないかもしれないし。

それは、まだまだ遠い未来の話だから、考えるのは止めよう。


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