march forward.
りりかの独り言。

2005年05月11日(水) 一緒にいよう。

社員会。

なんて言う名前の、結局飲み会じゃん。



ワインをグラスで3杯ほど。

それだけで、酔っ払った。

栄と一緒の帰り道。

「振られたよ」

なんて、酔った勢いで話して。

バカみたい。

私は何を期待していたんだろう。

酔った勢いで、なんて理由付けまでしちゃって。

だって、帰りの電車の中では、酔いは冷めてたはずだもの。




「りりか。俺のことをそういう目で見てくれない?ずっと一緒に俺がいるよ。ずっと、大事にするから。一緒にいよう」

ちょっと混んでいる電車の中で、小さな声で。

こんなふうに、ハルと電車の中で、小さな声で、色々話したことがあったな。

似てる。

栄とハルはなんか似てる。

よく、思うこと。


でも、全然似てない。

背だってね。

栄はハルより20センチ小さい。

私より3センチ、小さい。

それに、ハルよりもずいぶん大人だ。

そりゃ、そうか。

バツ一で、子持ちで、ハルより4つも上なんだから。



黙って、そんなことを考えていたら。

「愛してる」

やっぱり小さい声で。

「今日は、大好き、じゃ無いんだね(笑)酔っ払っちゃってるのね」

「まるきり酔ってないんだよね」

「じゃぁ、どうしちゃったのかしら?」

「本当に、そう思っているから。結婚前提で、付き合って行きたい」

「考えられない」



昨日の今日で、今は実感が無い。

でも、この先絶対に寂しくなる日も来るだろうと思う。

その時に「考えられない」なんて、強気な発言出来るかどうかなんて、分からない。

自信なんか、無い。


メールが来た。

ハルから。

「なー(次女)からメール来たよ。ハル君、土日遊びに来れる?って。俺、土日は無理かもなぁ。ごめんねって返した。言えなかったよ。ママとは別れたんだよ、なんて言えなかった」




このメール見て、別れてから初めて苦しくなった。



夜中。

ハルが寝たと思う時間に返した。

「ごめんね。子供たちには、私から言うから。ホントごめんなさい」

寝たと思ったのに、起きてたらしく。

「りりかが、謝ることじゃないから」

って、すぐに返事が来た。



何か、返そうと思ったんだけど、言葉なんか見つからなくて。

事務的に。

「土曜日ね」

とだけ。




私は、ハルを好きになったみたいに、栄の事を好きになれるのかなんて、自信ないよ。

結局、寂しいからっていう理由で、利用しちゃいそうだよ。

だから、ごめんなさい。



「最初は利用でもいいよ。でも最終的に、俺がいなきゃって思ってくれるようになるのなら。だから、一緒にいようよ」




一緒にいよう。

ハルも何度も言ってくれたのにね。

私は、それを拒んで。

大好きな人にそう言われたって、出来なかったことを。

これから先、他の人で出来るのかなんて、分からないよ。


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