march forward.
りりかの独り言。

2005年03月12日(土) 私が今出来ること。

東京で仕事があるということで。

実家にいた私のところに、彼が来たのは22時近く。

今週はもう会えないと思っていた。



私は、今回のこと、妹にも母にも、話していない。

だから、彼が来る前の夕飯の時に。

「来年の春くらいには、旅行に行きたいねぇ。まだ(妹の子供がまだ小さいため)無理だもんね。でも、あんたたちは夏には引っ越しちゃうからねぇ。あ、あんたたちのところに旅行ついでに行ってもいいよね」

なんて、母が言ってきたりもする。

私は、あいまいに「男女の仲なんて、どうなるかわからないじゃない」とか言ったりする。




あんな話をされてから、もう10日。

私たちは何の変わりも無く、毎日電話をしたりする。

二人で冗談を言い合って、大笑いしたりもする。

あの話は、余り出なくなった。



彼が来て。

母には「出てくるね」と子供をお願いして。

妹は「たまに会ったんだもんね。デート楽しんで」とか言って。

私はなんだか嘘をついているような、重たい気持ちになってしまう。




あいつは仕事の車で来たから。

私の車で移動することに。

ファミレスにでも、と思って駐車場についたら。

降りようとする私の腕をつかまれて。

いきなり抱きしめられて、キスをされた。

「どうしたの?」って聞く私に。

「分からない」って抱きしめたまま答える。

なんだか、涙が出そうになる。



結局、ファミレスには行かず。

車の中で、話をする。

「明日仕事なんだから、少しでも寝て」

って、私が言うまで、ずっと抱きしめられてた。




抱きしめられながら、話をしてた。

聞いてた、の方が、的確かな。


10日間、私には言わなかっただけで、やっぱり色々とあったこと。

その中で、気を抜ける場所みたいなものが、無かったこと。

私に心配させないように、って、楽しい話しか出来なかったこと。



「あなたが言ってた、別れる話は、どうするの?」

しばらく黙ってから。

「俺も、わからない。でもね、りりかと一緒にずっといたいっていう気持ちは当たり前だけど、あるんだ・・・」

って、つぶやく。




とにかく。

今は、彼が精神的に参っているから。

助けてあげたいと思う。

私も、今まで散々助けてもらってきたから。

彼が楽しい話を聞きたいなら、作ってでも話すし。

愚痴を聞いて欲しいと思うなら、何時間でも聞くし。

私が負担になって、別れたいと言うなら「分かった」と言おうと思う。

私が出来る事って、今はこの位しかない。


そう考えたら。

私って何も出来ないくせに、していないくせに。

あいつにばかり、愛情をもらおうと思っていたんだなぁって。



ごめんね。


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