march forward.
りりかの独り言。

2004年09月18日(土) 誕生日のサンタさん

あいつは、ずっと仕事が忙しくて、この連休も休みなし。

「もう、休みがないことなんか、当たり前になっちゃった(笑)」

って、普通に言えるのって、凄いなって思う。



明日は、実家でライラの誕生日会を開く。

そのため、今日は夕方から実家に来ていた。

ライラへのプレゼントは、前々から欲しがっていたゲームのソフト。

明日買いに行こうと思ってて、実家近くのデパートで予約済み。



夕飯を食べた後、お友だちから借りた本を寝転がって読んでいた。

子供たちはめいめいに漫画だとかゲームだとかをしていて。

母はドラマの総集編にはまっていた。

そのとき、実家の愛犬れーたんが吠え出した。

れーたん、どうしたの?なんてみんなで言っていたら「こんばんはー」と、あいつ。

ホント、びっくり。

来るなんて一言も言ってなかったし。

子供たちもびっくりしつつも、大喜びで玄関まで走って行った。

あいつの手には、大きな袋とケーキの箱。

「ライラ、誕生日おめでとう」

って、手渡した大きな袋の中身は、私が予約したゲームと彼からのプレゼントのゲーム。

「どうして?」


どうして来たの?

明日仕事はどうなったの?

そのゲームは私が買うはずだったんだよ?


もう、聞きたい事が山盛り。

あいつは笑いながら答えてくれた。



明日も仕事だけど、今日は早く終わったから、今日なら来れると思って、ライラにプレゼントを手渡ししたくて、来ちゃった事。

だから、明日は明け方ここを出る事。

ゲームは、予約してあるって事は分かっていたから、実家に来る前にデパートに寄って取りに行き、自分からもひとつ買った事。





あいつが買ってきたケーキにろうそくを並べて。

電気を消して、ハッピーバースディを歌う。

ライラは照れながら、ろうそくを消す。

「明日もやるんだよ?二回も凄いね」

お姉ちゃんに言われながら。




もらったゲームが嬉しくて、弟のゲーム機を借りて早速始めてた。

母が何度も。

「本当にありがとうね」

と言ってた。




ケーキを食べながら、お姉ちゃんが。

「Hくんは、サンタさんみたいだね。夜こっそり内緒でやってきて、プレゼント渡して。誕生日のサンタさんだね」

なんて、ちょっとロマンチックな事を言った。

あいつは照れながら。

「サンタさんみたいに、おじいさんじゃないよー」

なんて言ってたけど。

凄く嬉しかった、と後で言った。


 < back  INDEX  next>


りりか [MAIL]

My追加
エンピツ