march forward.
りりかの独り言。

2004年07月18日(日) 遠慮とか色々な感情。

昨日飲みすぎた私は、久しぶりに二日酔い。

朝から頭が痛いし、胃も痛いしで。

ホント、参りました・・・。



昼前に、実家について。

母は妹と赤ちゃんと、近くの親戚の家に行っていたため。

子供達と弟を連れて、昼ご飯へ。

食事をした後、こんな夏空の中なんだし外で遊ばなきゃ!とあいつが言い出し。

デパートへ行き、花火や水鉄砲を買ってくれた。

私は、とてもじゃないけど、この炎天下の中、外で水鉄砲で遊ぶ、なんて出来る体調じゃなかったため、実家でお留守番。

子供たちを連れて、あいつは実家の近くの公園に行った。




2時間位して。

ライラとあいつが帰ってきた。

私は奥の部屋で本を読んでいて、出て行こうと思ったんだけど。

ライラの泣いている声がする。

悲しいとか、痛いとか、そう言う泣き声じゃなくて。

イライラした時の、泣き方。

「ライラが、いけないんだよ?」

あいつの声がして、ちょっと部屋から出るのを待ってみた。

「セロテープで直すもん!」

「直らないよ」

「直るよー!!Hくんもセロテープがどこにあるか、探してよ!!!Hくんのせいなんだから!!!」

「・・・ライラ。物にあたったのはライラで、壊したのもライラだよ?」

「だって、Hくんが僕にばっかりかけるからじゃん!!!うわーーーーーん!!」


あまりにも、泣き声が凄いので、出て行く事にした。

「どうしたのよ?」

「ライラがねー・・・」



どうやら、水鉄砲で打ち合いを、みんなでしていたんだけど。

ライラが公園の水道を陣取って、ホースから直接お姉ちゃんたちに水をかけたりしてたらしく。

「そう言うのは、無しだよ?」

と、あいつが言っても聞かなくて。

お姉ちゃんたちは、水鉄砲に水を補給したくても、ライラが水道を陣取っているため入れられず、しかも近づこうとすると放水されてて。

何度か注意しても聞かなかったため、あいつがライラに向けて水鉄砲を打ったら、切れて、泣いて、水鉄砲を投げてきたらしい。

そのため、水鉄砲はプラスチックで出来ているから、簡単に割れて。

ライラは泣きながら走って家に戻って来て。

あいつも、慌てて後を追いかけて来たみたい。



「ライラは小さいのに、Hくんはライラばっかり狙ってくる!!!」

泣きながら私に訴えるライラ。



ライラは真ん中のお姉ちゃんとも5歳近く離れているし。

親戚たちの中でもライラの後は、この間妹の赤ちゃんが生まれたけど、それまでは誰も小さい子がいなかった。

だから、ライラは結構特別待遇、みたいのされていて。

例えば鬼ごっこも「ライラルール」があったりして、ライラは鬼にならないとか、捕まえないとか。

「ライラは小さいから、ライラは狙っちゃだめだよ」

なんて、みんなでドッヂボールをする時とかも、言われたりしてた。



「ライラー。ライラは確かにおねえちゃんたちよりは小さいけどさ。そう言う事じゃなくて、何で鉄砲を投げたりしたの?」

「だってだって、Hくんが・・・」

「そう言う事じゃなくて、ママが言ってるのは。嫌な気持ちになったからって、物を投げたりしたら、だめって事をママは言ってるの」

「だって、狙ってくるからいけないんだ!」

だめだ・・・これじゃ堂々巡りだ。

分かってないし・・・。

「ライラ!!!!狙わないで!って口で言えば済む事じゃないの!?あなたは一年生になったのに、口で言わないで、赤ちゃんみたいに物を投げたりしなきゃ、やめて欲しいと言う事が伝えられないの!?」



私が大きな声を出す事が滅多にないから。

ライラは一気におとなしくなり。

「ううん・・・お口で言える・・・」

と、頷いた。

「そんな怒らなくていいよ、反省したよね、ライラ?」

あいつは助け舟を出したりして。




あいつは夕方花火をして。

私の実家で夕飯を食べて。

夜10時半ごろ到着したって言う電話があった。

その時に、昼間の水鉄砲の話になり。

「あなたはそんなに怒らなくていいって言ったけど、だめだよ、やっぱ。ちゃんと言わなきゃ。赤ちゃんも産まれたんだし、いつまでも特別だって思ったら困るから」

「うーん・・・。うん。でも、何か怒れないし・・・」

「だめだってば。ライラが、あなたなら怒らないからって、調子に乗ったりするのはだめだよ」

「でもさぁ。可哀想で怒れないって言うのもあるし、嫌われたくないとか、そう言うのもあるしさ・・・」

「怒らないから好き、なんて、そんなのだめだよ」

「だね・・・うん」




私は、当たり前だけどライラのママで。

だから、怒ったりも全然出来るし。

でも、やっぱりこれが友達の子供だったりしたら、怒れなかったりするし。

難しいよなぁ。

あいつから見たら、私の子供ではあるけど、自分の子供、なんて感覚はやっぱり当たり前だけど、まだまだないだろうしなぁ。





夜寝る前に。

「Hくんに、水鉄砲壊してごめんなさいって手紙書く」

ってライラが言ってきてくれて。

便箋を渡したら。

「Hくん。みすてぷうこわしてこめんね。またあそんてね。らいらより」

って書いていて。

その後、セロテープで一生懸命つくはずないのに、つけようと頑張っている所をみたら。

「怒鳴ったりして、可哀想だったなぁ」

って、私も思ったりした。



子育てって、やっぱり難しいなぁ。


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