天気のいい七夕の夜。
長女に。
「天の川は来月になったら見えるんだって、先生が言ってた」
と、聞いて、空を見上げていた私はがっかり。
でも、ちょっと曇り空だったしね。
次女とライラは小学校で、短冊を書いてきた、と話してた。
次女は。
「獣医さんになりたい」
ライラは。
「早く大きくなりたい」
一番上のお姉ちゃんに聞いたら。
「○○くんとラブラブになるー♪」
と、大変中学生らしい願い事で(笑)
いつも通り、彼と電話をする。
毎日、毎日、飽きもせず。
2時間近く、会話をする。
「あなたの願い事は何?」
彼に聞いてみた。
「一日でも早く、りりかを本当に幸せにする」
「私は、今だって本当に幸せだよ?」
「うん、そうだったね」
彼が、静かに笑うから、何だか照れくさくなる。
「りりかは?」
「分からないー。てか、内緒」
「何だよ、ずるいなぁ」
とかなんとか言って、逃げちゃった。
私の願いは。
何も、いらないの。
なにも。
あなたがいて、子供たちもいて。
今の幸せが続いてくれたら、それでいいの。
今のまま、何も、いらないんだ。
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