march forward.
りりかの独り言。

2004年05月16日(日) そして

今朝、元旦那に電話をし。

話があるから、二人で会って欲しいと言い。

会う時間を決めて。

私は、ずいぶん早くから待ち合わせの場所につき。

胃が痛くなりながらも、到着を待っていた。



日曜お昼過ぎのファミレスは、そこそこ混んでいて。

家族連れとか、カップルとか、みんな楽しそうに会話をしていた。

私はなんだか、とっても場違いだと思った。

今日は寒かったのに、なぜか汗ばんでいた。



元旦那が到着して。

たぶん、何を言われるか、分かっていたんだろうな。

私が言うこと、一つ一つに驚く事もなく。

頷いているばかりだった。

「だから、子供たちと一緒に私は暮らしたい」

少しだけ、間があって。

「勝手な事言うな」って怒られるかと思っていたけれど。

予想とは違い。

「そうだね」

と、一言だけ言った。

かなり、拍子抜けした。




そして、上のお姉ちゃんたちは、私と一緒に暮らしたいと言っていると言うことも聞き。

涙が出てきた。

どうして、もっともっと早く、私はお姉ちゃんたちがそう言う事を言える環境を、状況を作ってあげなかったのかなーって。

「本当に、自分勝手で、ごめんなさい」

テーブルに頭をつけたまま、泣きながら謝った。

元旦那は、無言だったと思う。


そして、いつから暮らすか、とか。

住む場所とか。

実家に子供たちも来ていいんだけど、やっぱり狭いし。

部屋をどこかで借りたりしなきゃいけないんじゃないかとか、話して。

3時間くらい、話していたかなぁ。

とにかく、大まかな事を決めて、元旦那は帰って行った。



1人でファミレスに残り、ボーっと外とか眺めていて。

あ、そうだ、と思い。

切ってあった携帯の電源を入れ、妹に電話をし。

こうなった事を、伝えた。

話している途中にあいつからキャッチが入り。

「今、どこにいる?」

「今、○○。あなたは、外?」

「今日、早く仕事が終わって。帰ってすぐ東京に来た。もう2時間位前についてて、何度も電話しても繋がらないし、とにかく会わなきゃと思って、りりかの実家の前にいる」



慌てて帰って、家の前にいたあいつと合流した。

母は、弟と妹と買い物に出かけていたから、いなかったけど。

帰って来たところで鉢合わせするんじゃないかと、ドキドキしちゃったよ。




また、ファミレスへ行き。

元旦那と話し合った事。

全部、話した。

なぜか。

「ごめんね。今まで辛い思いさせちゃって、ごめんね」

って、謝られる。

私は、あなたを好きになった事を、後悔なんかしてないって伝えた。

だけど、私を好きになってくれた事は、悪かったと思ってると言った。

無駄な時間を、今まで使わせてしまって。



あいつは。

無駄な時間なんかじゃない。それに、絶対に別れない。

って言って。

急には無理だろうけど、少しずつでも子供も一緒の生活に、俺も入って行きたい。

って言った。




あなたは、何で、そんな大変な道を選ぶの?

もう、自分だけが幸せになる事を考えて。

普通に独身の人と、普通に生きて行く事を考えたらいいのに。

私じゃなきゃ嫌だって言う、あなたの気持ちはとっても嬉しいし。

好きな人にそう言われるのは、女だったら誰でも嬉しいと思う。

もしも。

もしも、色々な責任とか変な意地とかから、逃げ出せないって思っているのなら。

私は、もう大丈夫だから。

ホント、そう言う気持ちだけで、充分だから。

これから先は、自分の事だけ考えて、生きて行けばいいんだよ?

わざわざ、他人の子供と一緒に暮らすなんて言う生活を選ぶ事は、ないんだよ?



「分かってないなぁ」

笑顔で私の頭を軽く叩いた後。

「前から言っているけど、りりかの子供は、他人の子供なんて言う感覚は全くないんだよ」

「でも、やっぱり大変だよ。子供たちだって、こんな不安定なときに、あなたとは会えないと思う」

「安定してからでいい。それに、徐々でいい。俺が幸せにしたいと思ってる」



でも、やっぱり・・・。

そればっかり繰り返す私に。

あいつは、やっぱり笑顔で。

「幸せにしたいと思ってるんだから、それでいい」




私は、あなたにそんなに甘えていいのかなぁ。

これからは、今までみたいに会えなくなると思うし。

たくさん我慢する部分出てくると思うよ?

あなたは、それでも、私でいいの?


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