march forward.
りりかの独り言。

2004年04月10日(土) 大喧嘩

9日夜。

電話にも出ないし、メールも帰ってこないし。

私も早いんだから、寝ようと思ってた。

そして、土曜日の日付が変わったばかりの12時。

あいつから電話がかかってきた。

かなり酔った声で。

嫌な予感はガンガンしてた。

でも、切る訳にも行かず。


「どうしたの?電話出なかったから、寝てると思ってたよ」

「オヤジと飲んでたんだよ。携帯は部屋に置きっぱなしにしていたから、分からなかった」

「そうなんだ・・・随分酔ってるよね」

「いいじゃん、別に。あと、明日はマジで行かないから。代わりとか言われちゃったら、行く気なんかなくすし」

「・・・だから、冗談のつもりだったんだってば。ごめん」



そこから、あいつの凄い攻撃が始まる。

最初は、代わりになんかしているはずないだろ、とか、冗談に取れなかったよ、とか、そう言う話だったんだけど。

話はどんどんずれて行く。


私の性格のことに話は移り。

気持ちを言葉にしてくれなさ過ぎる、と責められる。



「例えばさ。バイトのやつの事は褒めるじゃん。T君が凄く頑張ってくれて、とか、あの子は昼も夜も働いていて偉いとか。そう言う話はするくせに、俺の事は別に褒めないし」

「褒めるって、別に私T君本人を前にして褒めてないし。あなたにだって、頑張りすぎだよ、無理しないでって、私言って無い?」

「あんまり言わないんじゃない?」

「でも、凄いなぁ、頑張っているなぁって、私はいつも思っているけど?」

「そう言うこと、口に出さないじゃん!」

「・・・」

「だいたい、俺の事を好きだって言う言葉も、滅多に言わないよね!?」

「そんな、軽々しく口に出す事でもないかなぁと思うから・・・」

「そう言うのが、不安になるんだよ!本当に、好きなのかなぁって思ったりして、悲しくなったりするんだよ!!」

「なら、どうしたらいいの?」

「いつも、好きだって思って欲しいし、好きだって言って欲しい。頑張ってるねって言葉も、言って欲しい。俺が愛してるって思っている以上に、またはそれと同等に、俺の事を思って欲しいんだよ!」



潰れそうだった。

話を聞いているだけで、心が壊れそうだった。

だから、電話を切った。

何も言わずに。



限界だと思った。

私の好きと言う気持ちと、彼の好きと言う気持ちの比重が違いすぎて。

このままじゃ、私も彼も、潰れると思ったから。

切った後、メールした。



「もう、やめよう。終わりにしよう。私は、こう言う人間だから、やっぱり変わらない。私の好きと言う気持ちが、あなたに伝わらなかったんだと思って、今は悲しい気持ちです。たくさん、ありがとね」







そして、眠れないまま、朝が来た。

睡眠不足と、風邪とでだるい体で、仕事に向かった。


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