march forward.
りりかの独り言。

2004年03月08日(月) 不安な事をつらつらと

いっしょに暮らして行く上で、不安な事を。

あいつに話した。

分かってもらえるかどうか、そこも不安だったけど。

でも、不安を抱えたまま、一緒に暮らすことなんか考えられない。



私はいつも受身だ。

去年の今頃の日記に。

「行動的になる」

なんて決心した事を書いてたけど。

あれから一年、今の私はものすごく受身で。

自分から行動する、なんて事をなかなかしないまま。



そんな私に、あいつは。

「ごめんね」

をすぐに言う。

「会えなくてごめんね」

「一緒に暮らすのが遅くなってごめんね」

待っててね。

そんな風に、すぐに言うけど。

私には、それがとてもとても重たかったと言った。

自分から何もしないくせに、重いも何もないんだけど。




あいつが、無理しているように、とても思えた。

いつだって、私のため、私が喜ぶから、私が幸せだと思うから。

そんな風に、無理しているように思えてなからなかった。

本当は、あなたのしたい事、これからの事、他にあったとしても。

私がいるから出来ないんじゃないか。

そして、うまく言えないけど、後々「りりかがいなかったら、出会っていなかったら」と思われてしまうんじゃないか。

私は、そう思われるたびに、きっと小さくなる。

気持ちがしぼんでしまう、と思う。



仕事を替わるのだって不安。

あいつは「働きたいなら働けばいいし、別に働く必要はないし」なんていうけど。

私の中で、あいつの給料だけで生活して行くと言う事が、凄く心苦しい。

何でだろう、専業主婦だったこともあったのに。

今は自分で働いて、自分の生活の分は自分で稼いでいるからかな。

そして、同棲から始めるんだから、あいつが私を養う義務もない。




そして何より。

子供との距離の問題。

今だって遠いのに、もっともっと遠くなる。

会おうと思えば、会える距離だし。

あいつだって、好きな時に呼んでもいいし、会いに行ってもいいんだよーって言うけど。

あいつの実家の近くに住んで、そうそう私が出かけてばかりもいられない。




そんな話をした。



無理なんかしてるはずないし。

何より、好きな人が喜ぶ事をして、無理しちゃって辛いって思うやつなんかいない。

仕事がこっちでみつからなかったら、家の事をたくさんしてくれればいい。

俺がそれで、りりかに給料を払っていると思ってくれたっていい。

子供の事だって、会いたい時に会いに行けよ。

周りからなんか言われたって、俺が言い返すよ。

前の結婚生活で、色々と嫌な思いしたことだって知ってる。

だから、結婚とか、誰かと一緒に生活するって言うことに不安なのは分かってる。

不安は、俺が取り除くよ。

時間がかかっても、最終的にはりりかが「Hでよかった」と言えるように。



一生懸命、語ってくるH。

私はぼんやりした頭で聞いてた。


愛してるって言葉は、口に出すと軽くなってしまうように感じていた。

だから、照れもあるけど、なかなか言えなかった。

でも、この時は言いたかった。

確認の気持ちも込めて、なのかな。



あいつは、一瞬黙って。

その後すぐにこう言った。

「ありがとね。一緒に、頑張ろう」

って、電話越しだったけど笑顔だったのが伝わって来る声で。


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