march forward.
りりかの独り言。

2004年02月29日(日) 大事な話

彼と会った。

どれくらいぶりなんだろう。

かなり久しぶり。



大事な話があるとか言って、翌日仕事があるのに来た。

またあなた睡眠不足になっちゃうよ、って、私は言う。



大事な話って、なんだろうって。

来る前から気になっていた。

悪い話かな。

でも、悪い話だとしても。

仕方ないって。



私は、すぐに結婚なんか出来ないんだから。

なんだか、諦めのような、そんな感じ。

強くなったのか、なんなのか分からないけど。

来るなら、来い!って思ってた。

悪い話でも、何でも。



「大事な話」と言われて、すぐに「悪い話」を連想して。

その悪い話の内容が。

「私が結婚を考えないから」

だと言う事を、一瞬で考えられる辺り。

自分でも思いあたる節がありすぎるんだろうなぁ。




あいつの「大事な話は」私の予想と違い。

「りりかの言う通り、同棲から始めてみよう」

だった。

私は「へ?」と、素っ頓狂な声を出した。

そんな事言うなんて、考えてもみなかったから。

だから、体の力が抜けた気がした。

やっぱり、来るなら来い、なんて強がっていたけど。

かなり、張り詰めていたんだなぁ、なんて思う。




「いいの?」

「うん、いいよ。気が済むまで、一緒に暮らして、俺を観察してください(笑)」

「いつから?」

「いつからでも」



色々な事をその後、睡眠時間を削って話して。

結局夏が終わった辺りから、と言うことになった。

後半年位したら。




正直、実感がなかった。

まだまだまだまだ、ずぅーっと先の話だとばかり思っていたから。

いきなり、半年後、なんて言われても、ピンとこないと言うか。



あいつが今回、同棲でもいいから一緒に暮らそうって言い出したのは。

私の意見を酌んでくれたこともあるけど。

なにより、仕事を始めて1年、今月から昇給したと言うこともあるらしい。

しかも、今までの倍に。

「もう、りりかが働く必要はないんだよ」

満面の笑顔でそう言われて。

「でも、やっぱり働きたい。バイトでもいいから」

と言うと。

「まるきり知らない土地に来てもらうんだから、少しの時間でも働いて、友達作ることも大事かもね」

とか言ってた。



まるきり知らない土地。

友達も、いない。


やっぱり、実感が湧かないまんま。


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