march forward.
りりかの独り言。

2004年02月14日(土) 今年は郵送

チョコだけ渡したいけど、試験前だし。

昨日、そんな風に話してた。

そしたら、今朝「今日は昼過ぎに帰れるから」と言う電話。

本当に渡すだけになっちゃうけど、行こうかな。

夕方向こうを出て来ればいいし。

「仕事終わり次第連絡する」



そう言われて、勉強しながら待ってた。

気付いたら、もう3時。

昼過ぎに帰れなかったのね。今日は中止ね。

そうメールして、勉強に没頭してた。

そんなメールしてすぐに。

「今から帰るから、4時過ぎにはつくよ」

・・・でも、もう今からじゃ、帰りが夜になっちゃうし。

「ごめん、今日はもうやめよう」

ってメールした。



実は、あいつは、最近仕事が忙しくて。

木、金で合わせて5時間も寝ていない。

私と今から会ったりしたら、また寝る時間が少なくなる。

明日だってあいつは朝4時半起きだとか言ってたし。

夕方早い時間に帰れるなら、今日は早い時間に寝てください。

睡眠不足で働いて、何かあったら、困るから。

そう言う気持ちもあったけど。

そんな風に言えなくて。




「なんで?少しでも会いたいのに」

「でも、寝てないでしょ?体調が万全の時がいいよ」

「平気だよ」

「平気じゃないよ。私が嫌なんだってば」

「・・・何が嫌なの?元気じゃない俺と会うのが嫌なの?」

「そうじゃないけど、寝てないんだから、寝れるときに寝たらいいじゃん」

「私が嫌なんだよ、って、何が嫌なんだよ」

「眠い眠いって思われながら、会いたくないってことだよ!」

「あそ。わっかりました」




バレンタインだと言うのになぁ。

綺麗にラッピングした箱を、ため息つきながら見る。

なんで、私ってやつは、可愛く言えないのかなぁ。

もっともっと、言い方とかあるのに。

一言(以上)余計なんだよなぁ。




凹みながらの勉強は身が入らない。

ため息ばっかり、何回ついちゃっただろう。

あいつからはメールも電話もこないし。

でも、私からするのも、何だか癪だ!

もう、我慢比べだよなぁ。

きっと、あいつも同じように思ってるに決まってる。



お風呂入っているときに。

「あんたの携帯鳴ってるよ。Hくんだって」

さっき、電話で喧嘩しているところから一部始終聞いていた母が、いつもなら鳴ってたって何も言ってこないのに、今回はわざわざ言いに来た。

「だって、お風呂入ってるんだから。そんなこと言われても・・・」






着信履歴が2件、あいつからになってた。

また「りりかのやつ、出ねーよ!」とか思ってるのかなぁ・・・

それで、二次災害で、喧嘩が更に大きくなっちゃうのかなぁ・・・

嫌だなぁ・・・

とかなんとか思いながら、ベランダに出て(母に突っ込まれたくないため)、電話をかけなおした。



「もしもし?」

「なんで出なかったんだよーーーー」

・・・来た来た。

「お風呂です!!!」

仕方ないじゃん、あなたに合わせて生活しているわけじゃないんだから!!!

とか、言いそうになった時。

「よかったぁぁ。怒って電話に出てくれないのかと思ったよ・・・」

「・・・お風呂に入ってただけ」

「そかー。さっきはごめんね。りりかだって、勉強とかあるのに無理言っちゃって。次会えるのを楽しみに待つから」

「・・・う、うん」

「俺ってさ、自分の事ばっかりだよね。会いたいのに、なんて言ったりして。りりかが勉強あるって分かってるのに。本当にごめんなさい」

「チョコ・・・送るね」

「うん!手紙も付けてくれる?」

「うん、書くよ」

「約束!」




どうしても。

14日の消印で送りたくて。

慌てて手紙書いて、本局へ行った。

ぎりぎりでバレンタインの消印で出す事が出来た。



手紙に。

電話で言えなかった「私もごめんね」を書いた。

あと。

「寝れるときに寝て欲しい。あなたに何かあったら、私が困るから」

と、書いた。

きっと、あいつはこれ読んで、凄いニヤニヤしながら「ありがとね!」って電話をかけてくるだろう。

でも、口頭で言ってあげたら、もっともっと喜ぶよね。

言えないんだもん。

何でだろう。

私はいつまでたっても、可愛くないまんまだ。


 < back  INDEX  next>


りりか [MAIL]

My追加
エンピツ