march forward.
りりかの独り言。

2003年12月01日(月) 吐き通す

昨日の話になっちゃうけど。

昨日、眠れないまま朝を迎えて。

あいつから7時前に「おはよう」ってメールが来て。

私も直ぐ「おはよう、いってらっしゃい」って返した。


そのまま、だらだら寝転がったり、本読んだり、ビデオ見たり。

ちょっと寝たかな。

1時間くらい。

眠くなくて、でもだるい、変な感じ。

そんな感じのまま、家にいるのもつまらなくなり。

ドライブに行こう!って1人で盛り上がって。

ちょっと遠くまで行こうかなぁって。

支度して出かけた。



でも。

日曜のせいか、道が混んでて。

トロトロ渋滞の中、あいつから着信。


「電話しないんじゃなかったの?」

「だ、だって!急用とかだったらどうするんだよ?」

「急用なの?」

「う、うん。・・・あれ、運転中?」

「そうだけど、あなたは仕事中?」

「うん、今事務所に戻るところで運転中・・・どこ行くの?」

「特に決めてない。暇だから、ブラブラしてるだけです」

「だって、寝てないでしょ?朝、すぐメールの返事が来たし、寝てないんだろうなぁって思ったよ」

「んー。ちょっと寝たし」

「だめだよ、寝てないのに運転なんかしちゃ!危ないよ!?」

「平気だって。で、急用は何?」

「・・・。寝てなさそうなりりかが運転しているのが危ないって言いたくて」

「今知ったんじゃん」

「はい・・・」

「切るよ?本当に急用な時だけ電話して」

「分かりました・・・」



結局道は混んでいるし、1時間半くらい走らせて。

マツキヨに行って、買い物して帰ってきた。

帰宅後、すぐにベットに入ったけど。

やっぱり眠くならなくて。

本を読んで、過ごしてた。



21時前にまた、あいつから着信。

「もしも・・・」

「急用です!!!」

「何?どうした?」

「明日、3時半起きなんですー・・・」

「・・・。急用の意味、知ってる?」

「急ぎの用事でしょ?」

「知ってるんだ・・・知らないのかと思ったよ」

「知ってますよー。でも、早く知らせなきゃ、寝る時間になってしまうので」

「・・・・・・。そうですか、頑張ってください。切っていい?」

「待って待って!!」

「だって、もう用件は聞いたんだし・・・」

「あのね、今日ね、姉ちゃんの赤ちゃんをお風呂に入れたんだ!もう首も座ってね、一緒に湯船に入ったり出来るんだー」

「そっかぁ。笑ったりするようになった?」

「姉ちゃんはそう言ってたけど、俺はまだ見てないんだよー。いつも泣かれるか、真顔でいるかだけー。早く表情がもっと出て来たら面白いだろうね!」

「そろそろじゃない?そか、会いたいなぁ。私が今度会うときは、もう寝返りとかするんじゃないかな?(お正月に伺う予定なので)」

「そっかー、どんどん成長するから凄いよね、赤ちゃんって。ひなちゃんも来年の夏前でしょー。赤ちゃんだらけになるねー」

「そうなんだよね、ひなの所も赤ちゃんが・・・・・・・・・」

「なんで黙るの?」

「なんで私たちは普通に会話してるんだろうと思って」

「あー、気付いちゃった?いい感じで話題の波に乗れてるとか思ったんだけど」





声を出して、大笑いしちゃった。


私も私だ。

なんで、まんまと罠(?)に引っかかってるんだ?

そう思ったら、なんか、急におかしくなって。

笑いが止まらなくなってしまった。



「笑い過ぎー」

「だってだって・・・だめだ、笑いすぎちゃって苦しい」

「でも、本当にごめんね・・・」

「んー・・・それは、いいよって言えない」

「俺は、キャバクラに行ったことに対しては、悪いって思ってない。友達とのノリで行くことだって、仕方ないって。だけど、行かないって言ったくせに、それを破った事を凄く反省してる」

「そうだね、私もそこかな。私が前に、キャバクラ行くなら、私には行ってないって言う嘘を吐き通してって言った時、嘘つくの嫌だから行かないって言ったよね?なのに、どっちの約束も守れなかったじゃない。それが悲しかった」

「うん・・・そうだよね。ごめんなさい」

「反省、してる?」

「すっごくしてる!!朝からすぐメールは返ってくるし(私は休みの日はたいてい9時くらいまで寝ているので)、寝ないで色々と考えてたんだろうなぁって思ったら、もしかして本当に別れるって事を考えているのかなぁとか冷められちゃったかなぁとか。凄く不安だった・・・もう、絶対にやめようって思った」

「行くなら行くで、行ってないって嘘を吐き通せばいいんだよ。嘘も吐き通せば本当になる、みたいな事を何かで聞いた事あるし」

「でも、嘘はよくないよね。俺はりりかが嘘を吐き通せばいいやって思って嘘吐くのは嫌だ」

「そうだね・・・うん。でも、仕方ない嘘みたいのもあるし・・・。Hが友達と付き合いで行くって言うなら、仕方ないかもって思う。でも、いちいち聞きたくないし、行ってないと信じていたい。だから、行ったとしても、行ってないって事にしておいて、最後までちゃんと」




電話を切ったのは、1時間半後。

「明日、早起きなんでしょ、平気なの?」

って、何度も聞いた。

その度に。

「まだ平気」

って、あいつは言ってた。




私だって、あいつに吐いている嘘はある。

春に家族で行ったディズニーシーの事。

言えないまま、時間は過ぎている。

たぶん、一生言わないんだと思う。


この間、最初にキャバクラの事が発覚した時。

私が凹んでいて。

なんで嘘吐くんだろう。

って、友達に話した事があった。

その友達は。

「りりかだって、ディズニーの事とか言ってないよね?なんで言ってない?相手に余計な心配かけたくないからでしょ?」

って言ってた。

確かに、そうだと思う。




電話の最後は。

お正月の話だった。

何する、どこ行く?って話とかした。

ゆっくり、眠っていたいよね。

って、あいつが言い。

そうだね、時間とか気にしないで眠っていたいよね。

って、私が言う。



一日しか休みがないと。

どうしても慌しく動かなきゃならなくなってしまうから。

31日から2日までの3日間。

ゆっくり、寝ていたいなぁって、今は思う。


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