march forward.
りりかの独り言。

2003年11月29日(土) 「ありえる話」

O君に。

「今日はHさん来ないんですか?」

って言われた。

先週一緒にいるところを目撃されているので。

「明日は仕事みたい。だから来ないみたいね」

夕方電話が来て、そう言ってた。



「りりかさん、Hさんと結婚しないんですか?」

いきなりな質問。

「何で?分からないよ、まだ」

「なら、子供が出来ちゃったらどうします?」

前に妊娠してだめになった事を知らないとは言え、そんな話を振らないで・・・。

「さぁねぇ。どうするかなぁ」

「絶対にHさんは産んでくれって言いますよね」

「言うんだろうね」

「で、産みますよね?」

「その時に考えるよ」

「そうは言ってますけど、産みますよね?」

・・・。

いい加減、なんだってこんなに私は質問攻めにあっているんだ?





昨日、あいつと話していて。

私が飲みに行ったりするのがだめだって言う理由が。

「りりかは酔った勢いで浮気しそうだから」

とか言う話だった。

くっだらない。


しかしあいつは、今日は飲みに行っている。

友達夫婦に、飲みに誘われたんだって。

「まぁ、飲み過ぎないように」

「分かってます。帰ったら電話するから、起きてたら出てね」

「はいはい」

そんなメールのやり取りした。



O君の「妊娠したらどうするか」と言う話を変えたくて。

「ね、私って酔った勢いで浮気しそう?」

とか、聞いてみた。

「ええー?どうかなぁ・・・ううーん。俺的には、りりかさんよりHさんの方がしそうですけど・・・って、嫌、俺の考えですけど」

「は?」

「気分悪くしたら、すいませんね。なんだかお二人を見ているとどうしてもりりかさんが我慢しているように見えちゃうんですよね・・・。恋愛って駆け引きじゃないですか。なのに、りりかさんはいっつも引く方、みたいに」

「引く方?そうかなぁ。結構私も文句とかわがままとか言ってるよ?」

「まぁ、小さい事は言ってるんでしょうけど。大きな事とか大事な事は、全部Hさんが主導権を握っていて、それに従っているようにみちゃうんです」

・・・。

そうなのかな。

分からないけど。

確かに、口うるさく色々言われているし、私もそれに従っている部分もあると思うけど。

私も言ってると思うし・・・。


「なんだか、いつかりりかさんが爆発して文句を言うと思うんですよ」

「うん、あるかもね」

「その時にね、それまではいつも自分の言う事を聞いていたりりかさんが、いきなり反発したって事で、Hさんは凄く怒ると思うんです。それで、あの・・・」

「何?」

「あの、他の女性に走ってしまったり、例えばですよ?あの、りりかさんを殴ったり・・・」

「・・・・・・・」



ホント、呆然ってこう言う時の事を言うんだろうなぁ。

考えてもみなかった。

あいつが私を殴るなんて事。



「だって、Hは女は殴れないとか言ってたし、平気だよ」

「いや、そうですよ、そうですけど。何となく、言う事聞かせるためには手段を選ばない所がありそうと言うか・・・」

「ありそうだけど、でも(暴力は)ないよー」

「まぁ、そうならいいんですけどね。浮気するしないの可能性的には、俺はHさんの方が高いと思うんですよねぇ。何ていうか、嫉妬させたいっていう気持ちからしちゃうって事も、あの人ならありえそうだし」

「嫉妬ねー」

「りりかさんは、浮気じゃなくて、きっと本気になってしまうと思うんです。そこがHさんより低い部分なんですよ。遊びの相手ならともかく、本気になれる相手なんてそうそう出て来ませんからね」

「あははー。当たってるかも」



とか、笑ってさよならして来たけど。

実は、心の中では、もやもや引っかかりっぱなしだった。


言う事聞かせたいために、殴ったりする。

そんな事、ありえないって思う。思ってた。

ただ。

O君が言うように、言う事聞かせるために(自分の思い通りにするために)手段を選ばない部分っていうのは、あると思った。



もう、ずっと前の話なのに。

男の人から殴られるって言う恐怖みたいなものが、湧き上がって来て。

そう、それって突然、何の前兆もないんだって事も、思い出した。

昨日まで・・・いや、さっきまで普通に優しかった人が、いきなり殴りかかって来る。

どこでスイッチが入ったのか、殴られている自分でも分からないほど。


分からないほど、自然に。




まるきり、ありえない話、ではないと思ってしまった。

ありえない話。

ありえる話。




帰宅後。

この間送別したTから電話が来た。

久々にカラオケでもどうっすか?って。

「今日はやめておきます」

って言った。

「なんだか暗いな。何かありました?」

「自分の思い通りにさせたいために、殴ったりするようなやつじゃないよね、Hは。ありえないよね?」

「は!?」

「Hは、そう言う風に見える、みたいにある人に言われてさー。何か考え出すとありえる話なのかなぁって思ったりしちゃってね」

「んー・・・」

「ま、いいわ。またね、ごめんね」



切った後、Tからメールが来た。

「そうなるかどうかは、二人次第だと思いますよ?確かにそういった人の意見も「ありえる話」ではあります。でもあくまで「ありえる話」。そうじゃない未来も「ありえる話」。
だからりりかさんは今のまま、そうじゃない未来を心に持ち続けてください。それでどうなるかは、分からないです。それでも持ち続けてください。
もし気持ちが爆発しそうになったら、無理せず頼ってください。僕でもいいしMさんでもいい。とにかく、りりかさんが信じてる人に頼ってください。
それでも万が一だめなら考えましょう。一緒に。
りりかさんには一緒に頑張ってくれる人がついているんだから、1人で抱え込まないで。
とにかく今は寝てください。たくさん。
明日またゆっくり話聞きますよ。」


二人次第。

そう言う環境(私がいつも引いているような)を作らないためにも、許さないところは許さない。

言う所は言う、見たいにしなきゃ。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここまで書いていて、あいつから電話がありました。

今は、呆れています。

呆れてる、じゃないかな。

悲しいと言うか、なんと言うか。

明日の分で書きます。


 < back  INDEX  next>


りりか [MAIL]

My追加
エンピツ