march forward.
りりかの独り言。

2003年11月11日(火) 送別

今度の土曜、2年半働いて来たバイト君が辞める。

私も弟のように思い、可愛がって来た子だった。

なにより。

あいつが入ってきたときと同じ時期に一緒に入ってきた同期で。

なぜかそのバイト(T)の誕生日に私たちはつき合うことになった。

よく、Tに言われる。

「りりかさんとHさんが付き合ったとき、二人で揃っておめでとうの電話してくれたのは、そう言う訳(一緒にいたということ)だったんですね(笑)」

だから今年も。

1周年のお祝いしているときに。

「あ、今日はTの誕生日でもあるじゃん」

みたいな感じで、電話もした(笑)



遠距離になって、色々辛かった時に支えてくれたのも、まだ18歳のTだった。

前に日記に載せた事もある、あの詞を書いてくれたのもTだった。

あれは照れくさかったけど。

凄く元気になれたんだ、ホント。



思い起こしてみたら。

去年、あいつが地元の友達に紹介された女の子と会った事がばれた日。

あの時も一緒にあの場にいて。

呆然として、言いたい事言えなくなっている私の変わりに。

きつい事を言ってくれたのも、Tだったんだ。



Tが新人の頃は、随分いじめたなぁ(笑)

中学卒業してきたばかりで、ホント使えなくて。

随分、私は嫌な先輩だったね、ごめんね。



先日、Tの最後の出勤の日だった。

一緒に2年半働いた事を思い出したら。

私、泣きそうになったんだよ。

でも、泣かないでいられたのは。

一生懸命、いつも通り笑わそうとしてくれる、Tのおかげなんだよ。



帰り際。

「姉御。あなたには本当にお世話になりました。いくら言っても言い足りないですよ」

なんて言われて、あと一歩で涙が出そうだった。

「15日に会えるじゃん!全然寂しくないしー。これからだって、会えるんだしね!」

なんて、私も強がってみたけど。




送別会の翌日。

あいつは休みだったら絶対に来る、って言ってた。

あいつにとっても、Tはバイト先で一番最初に仲がよくなった子だから、特別なんだよね。

来れるといい、そう思う。




きっと、酔った勢いも入って、泣くんだろうな、私(笑)

色々な人が辞めて行ったけど。

Tの場合は特別な気がする。

弟が一人立ちするとき、こんな感じなんだろうなぁ。



正直。

Tの名前が消えたロッカーを見るのは、つらいんだ。

当たり前のように、そこにあったものが。

ある日いきなり消えているのを見たくないんだ。

だから、私。

明日の朝、Tのロッカーの名前、消すよ。

私が自分で、消したいって思う。

お疲れ様とこれからも頑張れ、の意味を込めて。


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