march forward.
りりかの独り言。

2003年11月03日(月) 手を繋いで

楽しかった。

昨日の夜九時についたあいつと。

今日の夜八時までべったり一緒にいた。


仕事の帰りにそのまんま仕事の格好で来たから。

一緒に服を買いに行った。

まぁ、仕事着じゃなきゃ何でもいいよ、って事で、安いやつで。

そのあと、お腹空いたーって言うから、焼き肉を食べに行き。

東京では久しぶりにラブホへ行った。


一緒にお酒飲みながら、話して。

あいつが来るって電話して来てくれた時に泣き笑いした事を、かなり笑われ。

くっついて、一緒に寝た。

寝るまで、ずっとずっと、頭を撫でていてくれたのを覚えてる。

朝起きた時も、やっぱり頭を撫でられて、寝顔見られてた。

今日は、時間に追われなくていいんだ!って思うと、凄く嬉しかった。



あいつの携帯の画面が割れているから、修理に出そうって話になって。

DoCoMoへ行ったけど、修理に出すより機種変した方が安いって言われ。

私は機種変したくないって言ったら、また同じ機種に変更するって言ってた。

けど、在庫がなかったから、私が使っているのより一つ新しいやつに機種変。

動画も撮れる!ってご満悦。



そのあと、職場の元バイトが行っている大学の学園祭にわざわざバスに乗って行った。

たくさんの人ゴミの中で、はぐれないようにって思ってくれているのかな?

いつも手を握ってくる。

それがなんだか嬉しくて。

なんだか、大事にされているって感じちゃうポイントで。

わざと手を離して、少し後ろを歩いてみたりする。

そうすると、また振り返って私の手を握ってくる。

ニヤニヤしながら、私はやっぱり手を離したりした。

無意識に私の腕を持って、手を探して、手を握ってくるから。

今一緒にいるんだなぁって、幸せな気持ちになる。



夜景を見に行った。

ずっと前に彼が探してくれた、夜景の場所。

霧がかかっていて、遠くを見渡せなかったけど、充分綺麗だった。

ここに来ると、色々な事を思い出す。

私が辛かった時によく来ていた場所だからかな。

あいつは、よくここに連れてきてくれた。

昼間来て、夕方になって、夜になるまでずっと一緒にここにいてくれた事もあった。


「俺の家の方で、紅葉が凄く綺麗な場所を見つけたんだ。今度休みが取れた時、うちの方まで来てくれない?それで、そこ行かない?」

夜景を見ながら、あいつが言う。

「紅葉が終わる前に休みが取れたら、いいね」

「うん・・・取れると思う・・・頑張るからさ!」

約束して、って。

指切りをした。

「絶対だよ!」

「うん、絶対」



彼が帰るとき、また泣いてしまう。

「来るときは嬉し涙だったのに」

あいつも申し訳なさそうに言う。

久しぶりに会えた分。

凄く楽しかったから。

離れるのが、凄く辛かった。

「さっき指切りしたでしょ。今度は紅葉だよ!ねー」

泣いているから下むいている私の顔を、下から覗きこんで言われた。



今日、彼が買ってくれた、ゴスペラーズの新曲。

家で何度も何度も聴いた。

あいつが。

「これ、初めて聴いたとき、すごいこの歌詞に共感しちゃったんだよね」

って、自分のと私のと、2枚買った。



今高速の○○。

家についたよ。

って二回電話が来て。

今日一日、凄く楽しかった、って私が言った。

あいつも。

「俺も、楽しかったよ」

って、言った。




今日、手をずっと握ってくれていた事、ありがとう、嬉しかったよって言った。

あいつは。

「当たり前の事です」

何て言って、照れていた。



なんだか、今も目をつぶると、あいつが手を差し出してくれているところが見えて。

今も一緒に手をつなぎ続けている事に、幸せを感じた。

私は、あいつの手を離さなかったこと。

間違ってなかったって、思えてる。


 < back  INDEX  next>


りりか [MAIL]

My追加
エンピツ