今日の夜の電話。
夜10時位に電話が来たんだけど。
私は今日、職場の人と飲みに行く予定でいた。
でも、まだ全員集まらなくて家で待機してた。
行くのやめようかなって思っていたけど。
迷っている最中だった。
「11時位になったら行こうかなと思って」
「は!?」
「そしたらSさんも来るし」
「ばか!そんな時間に出歩くなんて、何考えているんだよ!?」
「え・・・?」
「だめだめー!俺が一緒ならまだしも、そんな時間に出て行くなんて絶対に許さない!!女の子が危ないでしょ!!!」
「あの・・・女の子って・・・私来年30だよ?」
「年齢なんか関係ない!俺から見たらいつだってりりかは女の子なんだから!!」
「・・・でも」
「でもじゃない!遅い時間からじゃなくて、出かけたいなら早い時間から出かけて、早く帰って来いっつうの!」
こんな話してたら、笑ってしまって。
笑っている私に、あいつは不満そう。
「何で笑ってるんだよ!」
とか言って。
私は7歳の時に父親と離れたから、口うるさい父親とかそう言うの知らない。
友達のお父さんが門限に厳しくて、夜7時過ぎたら電話が来るとかあったなぁ。
友達の家に泊まるのもだめ、とか。
けど、この年になって、そんなにうるさく言われるとは(笑)
「お父さんみたい(笑)」
「・・・そのくらい大事にしてるってことだよ」
「そか。ありがとね」
まぁ、父親に色々と拘束されたら「ありがとね」なんて言えないだろうけど。
私は、こうやって。
私を普通に大事にしてくれて、女として扱ってくれるこの人が、やっぱり好きだ。
当たり前なのかもしれない。
こう言う風にされる事。
普通の恋愛して来た女の人にとっては、当たり前の事だったのかもしれない。
でも、私にはどうしても新鮮で、嬉しく感じてしまう。
そして。
女に生まれてよかった。
そう思えるポイントになってしまう。
こんな小さい事で。
「行かないよ」
「うん、約束ー。俺に黙っていれば分からない、何てだめだよー」
「するはずないし(笑)」
「早く寝てね。明日は高速運転して来てくれるんだから!」
「分かってます」
明日、3週間ぶりに会う。
あいつはもう2ヶ月休みがない状態。
夜仕事終わった後から、朝まで。
そういう数時間しか時間が作れない。
寂しくない。
って言ったら嘘だ。
寂しいけど、毎日どうにかやり過ごしているって言う感じだ。
友達ともがんがん会っているし。
仕事も毎日忙しい。
何より。
実家に帰ってきた事は、最大の癒しになっていると思う。
誰かと一緒の生活。
ずっと、当たり前だったことだけど。
1年、1人で暮らしてみて、凄く心細くて、寂しい時は寂しさが倍増するって事を知った。
もう、1人で暮らすのは、いいかな。
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