march forward.
りりかの独り言。

2003年11月01日(土) 一人暮らし

今日の夜の電話。

夜10時位に電話が来たんだけど。

私は今日、職場の人と飲みに行く予定でいた。

でも、まだ全員集まらなくて家で待機してた。

行くのやめようかなって思っていたけど。

迷っている最中だった。


「11時位になったら行こうかなと思って」

「は!?」

「そしたらSさんも来るし」

「ばか!そんな時間に出歩くなんて、何考えているんだよ!?」

「え・・・?」

「だめだめー!俺が一緒ならまだしも、そんな時間に出て行くなんて絶対に許さない!!女の子が危ないでしょ!!!」

「あの・・・女の子って・・・私来年30だよ?」

「年齢なんか関係ない!俺から見たらいつだってりりかは女の子なんだから!!」

「・・・でも」

「でもじゃない!遅い時間からじゃなくて、出かけたいなら早い時間から出かけて、早く帰って来いっつうの!」



こんな話してたら、笑ってしまって。

笑っている私に、あいつは不満そう。

「何で笑ってるんだよ!」

とか言って。



私は7歳の時に父親と離れたから、口うるさい父親とかそう言うの知らない。

友達のお父さんが門限に厳しくて、夜7時過ぎたら電話が来るとかあったなぁ。

友達の家に泊まるのもだめ、とか。

けど、この年になって、そんなにうるさく言われるとは(笑)



「お父さんみたい(笑)」

「・・・そのくらい大事にしてるってことだよ」

「そか。ありがとね」



まぁ、父親に色々と拘束されたら「ありがとね」なんて言えないだろうけど。

私は、こうやって。

私を普通に大事にしてくれて、女として扱ってくれるこの人が、やっぱり好きだ。


当たり前なのかもしれない。

こう言う風にされる事。

普通の恋愛して来た女の人にとっては、当たり前の事だったのかもしれない。

でも、私にはどうしても新鮮で、嬉しく感じてしまう。



そして。

女に生まれてよかった。

そう思えるポイントになってしまう。

こんな小さい事で。



「行かないよ」

「うん、約束ー。俺に黙っていれば分からない、何てだめだよー」

「するはずないし(笑)」

「早く寝てね。明日は高速運転して来てくれるんだから!」

「分かってます」



明日、3週間ぶりに会う。

あいつはもう2ヶ月休みがない状態。

夜仕事終わった後から、朝まで。

そういう数時間しか時間が作れない。


寂しくない。

って言ったら嘘だ。

寂しいけど、毎日どうにかやり過ごしているって言う感じだ。

友達ともがんがん会っているし。

仕事も毎日忙しい。

何より。

実家に帰ってきた事は、最大の癒しになっていると思う。

誰かと一緒の生活。

ずっと、当たり前だったことだけど。

1年、1人で暮らしてみて、凄く心細くて、寂しい時は寂しさが倍増するって事を知った。



もう、1人で暮らすのは、いいかな。


 < back  INDEX  next>


りりか [MAIL]

My追加
エンピツ