march forward.
りりかの独り言。

2003年08月24日(日) 共働き

あっつい一日。

朝から凄く暑かった。


開店と同時位に、電気店に入り。

電気店にいるときは、意味もなくエアコン売り場の前に2人で立っていたりして。

「外に出たくないね」

とか話して。


あいつは、あたしとおなじメーカーのパソコンを購入。

プロバイダー契約もして。

10日後位にネットも出来るようになる。


「楽しみー」

あいつが言い。

「早くセットアップしてよー。わくわくするー」

なんて言いながら、あいつの家に向かった。


あいつの部屋でパソコンのセットアップとかして。

買ったばかりのスキャナで、試しに写真を取り込んでみたりして。

あたしは、夕方から仕事だったため。

そろそろ帰る時間になり。

「あたし、仕事だからさー」

って、言った時。




あいつが。

思い出したかのように。

突然、昨日の会話の続きを言い出した。



「りりかに仕事をさせたくない理由って、りりかが思っている事と違うんだよ」

「何、いきなり」



あいつは。

あたしが離婚前。

働いているけど、給料は生活費に充てる、なんて事はなく。

自分の物位にしか使っていなかったと言う話をしだした。



それは。

やっぱり、元旦那がしっかりした稼ぎがあったからだと。

だから、あたしが働いた分の給料を生活費に使うなんて事はしなくてよかったんだと。

逆に言えば。

別に働かなくても、不自由のない生活が出来ていたと言う証拠なんだって、言った。



「まぁ・・・そうかもしれないけど、子供の習い事の月謝とか、ライラの保育園代はあたしの給料から払ってたよ・・・?」

「でも、それだってりりかが働かないでもやって行けたわけでしょ?」

「うーん・・・そうかな・・・?てか、何で?何を気にしてるの?」

「敵わないな、と思った」

「何がよ?」



元旦那は。

子供たち3人と、あたし。

元旦那を入れたら5人の。

そんだけの人数の生活を。

一人で賄って行けたと言う事を。

あいつは気にしているんだと言った。



自分は。

あたしとあいつと。

2人分でも。

厳しいかもしれない、と。

あたしに、生活の面で働かせなきゃ行けないかもしれないって事が。

すごく、凹むんだという。

だから、働かせたくない。

でも、働かせないで、自分だけの給料でやって行くとしたら。

いっぱいいっぱいの生活になると思う・・・。



「俺の勝手な対抗意識っぽいんだけどね」

「そか。でもね。元旦那が就職したときの時代(バブル期)の関係とかさ、そういうのまた違うから」

「でも、やっぱり、敵わないって思っちゃうんだよね」




あたしは。

別に働くのは嫌いじゃない。

どちらかと言えば、って言うか、働くのは好き。

仕事に対しての不満や愚痴は。

当たり前のように出てくるけど、やっぱり好き。

でも、あいつはそう言う問題じゃないって言う。

自分の、自己満足の世界なんだけど。

働いてもらってる、と言うのが。

引っかかるんだって言う。




もう、タイムアップ!って言うところまで、時間は来ちゃっていたから。

あたしは、帰ることにした。

話も半分で。





「りりかは、離婚前、うちは共働きだってよく言ってたけど。違うと思った。お稽古とかやってるのと同じで。趣味の範囲って言うか。いや、りりかの仕事をけなしているんじゃなくてね。好きな事をしてるって言う感じだったじゃん。だから、俺と一緒になった場合、嫌でも働かせなきゃいけないのかなぁなんて考えちゃったりね。完全な共働きって言うか。それで、りりかが嫌になったらどうしようとか、凄く不安になってくる」





仕事中に来てたメール。



あたしも。

よく勝手に色々考えちゃって、ぐるぐるして。

不安になったりする事があるけど。

あいつも、あるんだなぁと。

妙に冷静な目で見てた。



「なら、どうしたらいい?あなたは、どうしたら不安がなくなるの?」

って返事をした。



「分からないけど。今は俺も仕事を頑張るしかないって思う。りりかが一緒になってくれた時に、全然困らない位に。それがいつって言えないのが、悲しいんだけど」



あたしが妊娠した時に。

すっごく、喜んでいたあいつ。

仕事もがんがん頑張る!って気合入れてた。


でも。

赤ちゃんはだめになって。

あいつなりに凹んだりもしたんだろうけど。

それほどじゃないのかな?

男はやっぱり分からない世界かな?

まして、子供がいる人じゃないんだし。


そんな風に思ってて。



今日、分かった事は。

今のあいつに。

頑張れる基が、ないって事。





あの妊娠で。

ものすごく頑張ろうとしていて。

でも、だめになって。


もしかしたら。

一番凹んだのは。

あいつだったのかもしれない。



今までだったら。

「りりか一人位、何とかなるし」

「俺が頑張るから」


なんて言ってて。

妊娠して、そう言うのが現実的になって。

本気で頑張ろうって思った矢先に、だめになり。


あいつの方が。

あたしより。

立ち直ってないのかな、って思った。

頑張ろうって意識が、薄れて行ってるんだと、思う。




今は。

「共働きさせたくない」

とか言う理由で。

頑張る基を作りたいのかな?

何か、頑張ろう!って言う要素がないと。

今は、あいつも潰れそうなのかな?


そう、思った。



一緒になるのはまだまだ先。

それまでに、一人前になってくれたらいい。

だから。

余り焦って。

不安にならないで。


あなたが不安になると。

あたしも不安になる。


あたしたち。

一緒にいないほうがいいの?

なんて、考えちゃうから。


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