march forward.
りりかの独り言。

2003年08月17日(日) 酔っ払い

日付が変わったばかりの今日の夜中。

友達と地元の花火大会に行ってたあいつから電話。

時間を見たら2時半前。

随分ご機嫌で。

相当酔っ払い。


「りーりっかちゃん♪」

なんて、浮かれた声出して。


「こんな時間にごめんね、今帰ってる途中なんだ〜」

「そか、お疲れ様。明日朝から仕事でしょ、大丈夫?」

「うん、何とかなるでしょ〜」


何か、はぁはぁ息切れしてるし、たまに「うわっ」とか「あっぶね」とか言うし。

「ねぇ、平気なの?」

「うん、チャリで帰ってるところでさ、ふらふらしちゃう〜」


あいつの家の周りは田んぼばかりだから。

自転車に乗って、携帯片手に。

あの辺をふらふらしてるんだろうなぁとか。

田んぼに落ちなきゃいいけど・・・とか。



なんだか、目に浮かぶようで。

ちょっと笑いそうになってしまった。



「なら、明日仕事なんだから、電話切ってちゃんと自転車運転して早く帰って寝たほうがいいよ」

「何でだよ、今日出かける前にちょっと電話しただけだから、話したかったんだよー。帰ったらすぐ寝なきゃいけないから、てかすぐ寝ちゃうだろうし。だから、今が電話のチャンスなの!」

「無理にしてくれなくてもいいのに・・・」

「やだよ、俺がしたかったんだからいいじゃん」



結局家まで自転車で15分の道のりを。

あいつは、押しながら歩いて。

30分かけて、話していてくれた。


友達に。

「来年は彼女も連れて来いよ」

って言われたとか。

花火がどんだけ綺麗だったか、とか。



そして。


何度も。

「今日は楽しかった」

を、繰り返す。

あたしはそのたびに。

「よかったね」

って、言う。



あたしの知らない世界の中で。

楽しいって思っているあいつは。

なんだか、遠い人に感じた。



酔っ払って。

機嫌がいいから。

あたしがそんな事で。

ちょっとテンションが低いのとか。

気付くはずないよね。


面倒なやつで、ごめんね。


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