日曜日、仕事に行ったときMさんに。
「それって妊娠じゃないの?」
みたいな事を言われた。
体がおかしい。
そうは思っていたけど。
妊娠しているのかも。
なんて事は思わなかった。
自分でも不思議な位に、妊娠なんて一ミリも思いつかなかった。
さっき、この日記書いているとき、体の不調な点を挙げてたら。
「妊娠初期の時と同じじゃん」
って、今なら分かるのに。
だから。
Mさんに言われたとき、何だか凄くショックだったというか。
その場では笑って。
「まさかーぁ」
なんて言ったけど。
心の中じゃ。
「妊娠か・・・。有り得るかもしれない・・・でも、本当に?どうする??」
とものすごく焦ってた。
仕事が終わってから、彼と話す。
しきりに、今朝からの体調のおかしさを心配するあいつ。
「風邪なのかなぁ?どうしちゃったんだろ・・・?」
なんて、何度も何度もおでこに手をあてる。
「ねぇ、妊娠とかもありえるよね」
「は?」
「こう言うの、そう言えば妊娠初期の症状だわ。ねぇ。どうする?」
どうする?
なんて聞いたけど。
あいつは絶対に。
「早く籍入れなきゃ!!!」とかになるに決まってる。
分かってたけどね。
「当たり前じゃん、仕事今以上に頑張るでしょ」
「で?」
「で?って・・・。結婚しなきゃでしょ・・・?」
どうしようって事しか考えられなかった。
嬉しい、なんて気持ちになれなかった。
避妊はほとんど、してた。
けど、たまにしなかった事とかもあった。
排卵してないって言われて、排卵してないって言う事は妊娠しないんだから、と思って。
「ね、妊娠したの?りりかのお腹に赤ちゃんいるの??」
「もしもだってば」
「俺、分かんないよ。りりかなら分かるでしょ?妊娠したみたいな感じなの?」
漠然と。
「妊娠しているのかな」
とは思った。
でも。
認めたくないあたしがいた。
こんな風に「出来ちゃった結婚」は、嫌だと思った。
なにより・・・・・・。
「来週日曜までに生理が来なかったら。Hの前で妊娠検査するよ」
「分かった!」
「だから、まだ誰にも言わないでね」
「うん!」
「今の段階では、もしもの話なんだから」
「分かったってば」
まだ、もしもの話。
妊娠は、もしもの話。
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