march forward.
りりかの独り言。

2003年05月22日(木) あなたは、笑顔で

こんな事、電話で言うものじゃなけどね。

分かってるけど、今すぐ会いに行くのは難しいから。



あたしの、こんな言い方で、あいつは悪い事想像したみたい。

「何?なんだよ、何??」

何度も何度も、不安そうに聞いてくる。

あたしは、ちょっと笑ってしまった。

「なんだと思うの?」

「今、りりかが笑ったと言う事は、悪い事じゃないかなと言う感じまでは分かった」



いろいろな話を、してきた。

この間、会ったときにも。

いろいろな話を聞き、あたしもして。

そのときには出なかった、あたしの決断を。

あいつは、今笑顔だろうなって声で聞いてくれた。




あたしは、あなたと一緒にいたい。

ずっと一緒にいたいから。

あたしは、あの時、あなたの手を取ったんだね。

悩んで、泣いて、分からないってばかり言ってきたけど。

ちゃんと決めてたのにね。



あいつは、あたしの言葉をずっと「うんうん」って優しく聞いてくれて。

「ごめんね、ころころ変わってしまって」ってあたしが謝っても。

「いいよー」って。




いろいろなこと、あなたとだから見えて。

これからも、あなたと見たいと思った。

同じ視線で、いろいろなものを。

だから、あたしと、一緒に。

ずっと一緒にいてください。




あなたは笑顔だったんだよね。

声で分かった。

「なんだか、りりかからプロポーズされてるみたいだよ」

「そうなのかもよ?」

「そうなの!?」

「内緒ー」



ずっと一緒にいよう。

あたしたちは、これからも。

そう、思った。

この先、何が待っているかなんて分からないけど。



「何か今、凄いりりかに会いたい」

そう言って、あなたは笑った。

次に会う時。

あなたは、笑顔で。

あたしを抱きしめてくれるんだろうなって、思ったよ。


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りりか [MAIL]

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