march forward.
りりかの独り言。

2003年05月02日(金) うまく行かないなぁ。

帰宅後。

店長から電話。

嫌な予感はした。

一瞬出るのをやめようかな、と思った。


けど。

緊急だったらまずいし・・・。



「はい・・・」

「あ、ごめんね、仕事終わったばかりなのに」

「いえいえ。何かありました?」

「あのさー。本当に悪いんだけど。明日の午後出てくれないかなぁ」

「・・・。何時までですか?」

「うんとね、夜の七時まででいいから」

「七時・・・ちょっと待って貰っていいですか?」

「うん、連絡ちょうだい。本当にごめんね、いい返事待ってます」



あいつが帰ってきたと言うメールが来て。

「電話しても平気?」

って送ったら「OK」の返事。


で、店長から言われた事を話した。

「えぇー?七時まで働いて、こっち来るの何時だよー?」

「二時間半だから、八時に出てつくのは十時半かな」

「・・・無理だよ。明日は絶対に混んでいるから・・・。二時間半じゃ無理」

「・・・じゃ、断るよ」



正直、みんなに迷惑掛けて取れた連休。

少しでも出れるなら、出たいって言う気持ちがあった。

けど、あいつとの約束をだめにしたくないって言う気持ちもある。


「いいよ・・・。明日はやめよう。明後日の朝。それでいいよ」

「だって、お母さんに明日行くって言ってあるんでしょ?」

「りりかが働いているのも知ってるし。仕方ないって思うんじゃない?」

「いいよ、断るよ。まだ保留にしてあるもん」

「だって、これで俺と会っても、仕事のこと気になっちゃって楽しめないかもしれないじゃん」



ずっと前に。

まだあいつがこっちにいるとき。

あたしが休みの日にあいつと会う約束をしてて。

支度をしているとき、パートさんから電話があった。

お子さんが発熱したから、代わりがいないって話だった。

あたしは出てあげたいって凄く思って。

あたしも子供が熱を出したりした時、本当に困ったから。


けど、あいつに言ったらものすごく嫌な声出されて。

結局、他を当たってみて、代わりが見つかったんだけど。

その時、あいつと会っているときも、「店平気かな」とか考えちゃって。

上の空になってばかりで。

怒られた事があった。



あいつは、その事を言っている。

確かに、そうなってしまう可能性は、無いとは言い切れない。



「でも・・・」

「いいよ、ホントに。朝になったって言うから。平気だよ、それで挨拶した後、出かけようよ」

「うん・・・ごめんね・・・」



最後は「じゃ、明日も仕事頑張ってね」って言われて。

いつも通り、優しい感じだった。

でも。

たぶんあいつはがっかりしていると思う。




うまく行かないなぁって凄く思った。



その後。

店に電話して「OKです」と伝えた。





でもね。

これで休んであいつに会って。

仕事が気になってしまって、楽しめないかもしれないのもあり得るけど。


仕事中に「本当だったら、今頃」と考えてしまう事も充分あり得る。



どっちにしたって、うまく行かないんだなぁ。



明後日の早朝、出るから。

混んでても平気なように、早めに出よう。


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