march forward.
りりかの独り言。

2003年04月20日(日) ありがとう

今朝は、休みにしては、早起きした。

9時くらいなんだけど・・・。

って言うのも、外で選挙の演説が始まって、うるさくて・・・。


「雨降ってるよー」

シャワーを浴びてきたあいつが言った。

「あたし達が会う時に雨なんて、珍しいね!」

あたしも窓を開けて外を見る。

ちょっと寒い。

最近ずっと暖かかったのに。



顔を洗って髪をとかしてたら、あいつが慌てて「バカバカ、待って待って。俺にやらせて!」とかいいながら飛んできて、髪をとかしてくれる。

「何で慌ててるのよ(笑)」

「俺の仕事じゃん」

「何でよー(笑)」

「何か気持ちいいんだよね、りりかの髪って」


いつも、触ってる。

運転してても何でも。

健康的な髪だね、とは言われるけど、触ってて気持ちいいなんて言われた事は無いなぁ。



あいつの買い物に付き合う。

ホームセンターであいつの部屋に敷く井草敷き(って言うの?)を買うのと、あいつの仕事にもって行くお弁当箱を買いに。

そのあと、妹の店に昼ごはんを食べに行く事に。

あたしが運転してたんだけど、妹の働いている店は今月から都内になったから、首都高速を使ったほうが早いらしくて。

あたしは首都高速運転したのは過去1度きり。

カーブとか多くて、ドキドキしっぱなし・・・。

あいつが隣で「はい、来てないから合流して」とか「あの車が行ってから車線変更して」とか言ってくれなきゃ、たぶん・・・たぶん事故ってたんじゃないかと・・・。

「りりか、もう首都高は禁止ね」

と、降りた後淡々と言われる。

「死ぬから。あんな運転じゃ。だから乗る前に変わろうか?って言ったのに」


乗る前に「変わるよ」って言われたんだけど、なんとなく「平気だよ!」なんて強気に出てしまって・・・。




駐車場に車を停めて、歩いているときにあたしの手を握ってあいつが。

「何でこんなに冷たいの!??」と驚く。

「首都高で緊張しちゃって・・・」

「ばっかだなぁー(笑)」

そのまんま、さりげなく自分のポケットに手を入れてくれる。



妹に久しぶりに会ったあいつ。

何か、楽しそうに話してた。

「また、メールするよー」

なんて言って。



食事した後、買い物したり、ぶらぶらしたり。

雨も本降りになってきたし、雨で夜で高速で帰らなきゃなんて、まだあの新しい車じゃ慣れてないだろうからって暗くなる前に帰る事に。

帰りは下道でゆっくり帰る事にした。

あいつが運転するって言ったんだけど。

うちからあいつの家まで運転もあるんだし、ゆっくりさせてあげたかったし。

あたしが運転する事にした。




下道で帰ったら、行きは1時間弱でついたのに2時間かかって。

「ドライブみたいで、楽しかったよ」ってあいつは笑った。

別れ際。



挨拶はあたしが早く上がれる事と、Hも給料日だって言う事で、30日にしよ。

ただ、Hが早く帰ってこれたら、が条件なんだけど。


って言った。

「うん、分かったよ」って、あいつも言ってた。

買っちゃったお菓子は、親御さんとお姉さんに渡してね、って持たせた。

あたしは甘い物はあんまり好きじゃないから、あたしが全部食べられないしね・・・。




夜電話が来た。

「りりか。ありがとうね」

「何が?」

「運転してくれたり、今日も一日楽しかったし。あとね、30日に来るってりりかから言ってくれて。凄く嬉しかったよ」

「うん、だって早くあたしを見て欲しいよ。やっぱり。気に入られるかどうかは分からないけどね。頑張ってみる」

「うん、ありがとう」



あたしも。

ありがとう、いっぱい言う場面あったのに。

なかなか言わなかったね。


髪をとかしてくれたこと。

高速でアドバイスしてくれたこと。

冷たい手を温めてくれたこと。


会いに来てくれたことも。



「あたしも、今日一日ありがとう」

「いえいえ。どういたしまして(笑)何もしてないよ、俺」

「いっぱい、してくれたよ。気付いてないだけでー」




次は30日。

また10日間近く会えないけど。


今日は充電したし、頑張るね。


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