march forward.
りりかの独り言。

2003年04月19日(土) 胃がきりきり・・・

今日は、出勤前に駅前のおいしいって評判のケーキ屋さんで、明日あいつの家に持参する焼き菓子の詰め合わせを購入。

賞味期限が二週間あるらしいから、ひとまず安心。

あいつのおばあさんは、歯が悪いらしいから、やわらかめのお菓子も買って。

あと、妊娠中のお姉さんにも買って。




もう、開き直りに近いかな。

ドキドキしっぱなしだったけど、後一日しかないって言う事が、いい加減諦めようって思えたりして。




仕事している最中に、あいつからメールが来た。

「休憩になったら電話して」

なんだろ?

と思って、休憩に入って電話。



「明日なんだけど・・・」

「どうした?」

「母親の実家に急用ができちゃって、両親とも今夜から母親の実家に行くんだよ」

「うん」

「だから、明日は夜何時に帰れるか分からないから、りりかに謝ってって」

「え!?」

「ごめんねー、ホント」

「い、いいよ、いいよ。そっか、しょうがないよ、お母さんの実家の急用って?」

「なんかね、母親のお兄さん、俺にとって叔父さんなんだけど・・・・・・・なんだって。それでさ、今からいくよ♪りりかの仕事が終わるまでにはつくようにするから。半月ぶりだから、早く会いたくてー(笑)明日まで、りりかが来るまで何か待てないもん」

「う、うん・・・分かった。気を付けて来るんだよー?あの車(新しい車)でこっちまで来るの初めてなんだからー」




凄い、脱力感。

もう腹をくくったと思っていたし。

開き直っていたと思っていたのに。


やっぱり気を張り詰めていたんだなぁ。

胃が、きりきり痛み出した。

緊張が一気にほぐれたせいなのかな?

電話しながら、お腹を押さえてたんだけど。

段々我慢できなくなって来た。

「胃・・・胃が痛い・・・。どうしちゃったんだろ・・・」

「えぇ?大丈夫??うちに挨拶に来るって言う心配事はもうなくなったんだから、痛かったのが治るとかなら分かるのに!?頑張って、二時間くらいでつくから!」

「うん・・・。わかった・・・」




でも。

電話を切って、胃薬を貰って飲んで。

しばらくしたら、痛みは引いて来た。

なんだったんだろう・・・。

ものすごい痛み方だった。

あたしは昔、虫垂炎をやってるんだけど。

あのときも、今みたいに最初は胃の痛みから始まったなぁ・・・。

けど、盲腸は切ってるし・・・。






あいつは、あたしが上がる1時間前に到着。

けど、とりあえず友達の所に寄りたいからって、あたしが上がる位に、あたしの家の前に行ってるってメールが来た。

あたしは、その頃は胃の痛みはなくなって、仕事して、上がって、家に向かう。




あたしが歩いていると、あいつが遠くから走ってくるのが見えた。

すっごい満面の笑みで。

「りりかー」

とか言いながら、走ってくる。

あたしは苦笑いして。

でも、何だか嬉しくて。


抱きついてこようとしたあいつを、一度かわしてみたりして。


「逃げるなよ(笑)」

って、あいつは笑って抱きしめてきた。

「すっげー、会いたかったよー。最近電話でもなんかテンション低い会話ばっかりだったり、なんだか、不安だったー。会いたかったー」





「会いたかった」

を、何度も何度も、連発するあいつ。

あたしは、笑ってるだけ。

頷いたりしないし。

「あたしも」なんて、可愛い事なんか絶対に言わないし。


けど。

いつもみたいに、あいつの背中あたりの服をぎゅっと掴んでみる。



あいつが、あたしの髪をなでる。

あたしは、何だかホッとする。

ここが、あたしの場所なのかな、って、やっぱり思う。


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