march forward.
りりかの独り言。

2003年03月02日(日) 喧嘩

ふとした事から、喧嘩になった。






今日は朝から夜中まで仕事。

夜九時の休憩で、電話をした。

「疲れた・・・10時間は立ちっぱなし、と言うか歩きっぱなし・・・疲れた」

「お疲れさま。大丈夫?」

「大丈夫じゃない・・・疲れたー」



そのあと、バイト仲間の話し。

あいつがここでバイトしてるときに最初お気に入りだった、Rちゃんの話し。

Rちゃんの彼はあたしより五歳上のバツイチの人。

その人と喧嘩して、別れるって言う話しになったんだって。

相手のバツイチの人は、あたしとは異性の関係を超えての親友。

だから、RちゃんもRちゃんの彼もあたしにはいろいろ相談して来てて。



そのRちゃんの彼が、あたしに。

「俺ー、Rと別れるの、惜しい気がするんだ・・・あ、て言うか失いたくないんだよ」

って言った。

あたしはそのときは聞き流した。

あとで考えて見たら。

「惜しい?」

って、何?

どういう意味で、「惜しい」って言う言葉を使ったの?




「でね、その惜しいって言う言葉について、どう言う意味なんだろう?ってあたしは思っちゃって。今更聞き返せないけど。どう思う?」

あたしは、あいつに聞いてみた。

「そりゃ、あれだ。あの人くらいに年行ってて、しかも10歳年下の子と付き合えるチャンスはもうほとんどないだろ。そりゃ惜しいよ」

「でも、年相応の人とだったら、あの人なら付き合うチャンスはあると思うよ?」

「馬鹿だなー。男って若いのがいいじゃん?若けりゃ若い方がいいんじゃない?」

「えぇー。若けりゃって中学生とかもアリなの?」

「そこまではいかなくてもさー・・・。でも、23歳の若い子と付き合うチャンスはもうないかもねー」

「てか。若いのがやっぱりいい物なの?」

「そりゃ、肌の質とかも変わってくるからねー」

「肌の質?」

「うん、あと胸のハリとか。全然違うでしょ。小さくてもハリがあったりするんだよ、若いと」

「・・・」

「弾力性があるって言うかー」

「・・・」

「20代前半と後半、三十代、って変わってきちゃうものなんだよ」

「・・・」

「聞いてる?」

「聞きたくない」


ここで、しまった!とあいつが思ったらしく。


「一般論だよ?一般論!俺の意見とかじゃなくてね。ほら、俺の場合は気持ちが最優先だから」

「何、気持ちが最優先って・・・?」

「俺の場合は、りりかの胸だから、大きかろうが小さかろうが、関係ないって事!りりかだから、いいの。分かるかなー?」

「全く分かりません!!!・・・あたし、Hなら胸触られても、全くOKじゃないけど、すっごく嫌!ではなくなってたんだ・・・でも、今はやっぱり嫌かも」

「だーかーらー!ね、りりかは気にしすぎ。いいの、関係ないの。りりかだからOKなんだから。ねー」

「やだ。触らないで欲しい」

「・・・。何で?俺だから触らせてもいいかなって、俺は特例だったわけでしょ?いきなり、だめになるわけ?」

「だって、若い子みたいにハリが無いどころか、胸がないもん!て言うかあたし、Rちゃんの年齢の時にはライラ産んでたし、もうハリも何もなかったもん!!!!」

「俺がそれでもいいって、関係ないよ、触りたいんだよ?って言っても?」

「うん、やだ」

「・・・。なら、今後は胸を触らせないんだ?エッチも何もしないんだ?決定なんだ?」

「うん、決定だね。何もしない」

「分かりました」

ピッ。




電話を切られた・・・。

一緒に休憩取って、一部始終聞いてた仲よしのMさんに「あたし間違ってる???」って半切れで聞いちゃった。

「いや・・・どっちも間違ってるような、間違ってないような」

Mさんは苦笑してた・・・。

「て言うか、お前ら子供ー(笑)」

とまで言われる。

うん、確かに。




でもホントに。

胸の話しだけは、あたしはだめ。

胸のせいで、幻滅されちゃうんじゃないか、とか。

他に胸が大きい人がいたら、そっちがよくなっちゃうんじゃないかとか。



前から考えてた事。

前から不安だった事。





でもさ。

今回のは、あたしもいちいちしつこく突っ込みすぎたかなぁって。

ちょっと反省した。

しかも今は、会えないんだから。

長引かせたら、だめだよ。

悪化しちゃう。

前までは、喧嘩してもすぐ会えてたから、仲直りできた部分もあったんだから。

別れたりするの、いやでしょ?

こんな事で、別れたりするわけはないんだけど・・・。

でもやっぱり、不安になっちゃって。



折り返し電話をかける。




・・・出ない。




何、こいつ!!!!

って、あたしは反省した気持ちはどこへやら、新たに怒り爆発。

そのまま、仕事に戻る。





仕事に没頭して、勤務時間は終わって。

後は事務処理だ、と思って店長室にこもっていたら。

店の電話が鳴った。

「はい毎度ありがとうございます。○○店です」

「○○さん(あたしの苗字)いますか?」

「あ、私ですが」

「知ってます」

「は・・・?」

「俺だよ、バーカ」



何、こいつ!!!!

声変えてんじゃん!!!




「何よ。電話でなかったくせに」

「トイレ行ってたんだよ。生理現象だろー」

「携帯持っていきなよ」

「何でだよ、トイレに携帯かよ!!??・・・ね、今の三村突っ込みぽくない?」

「古いよ・・・」


とか言いながら、笑ってしまう自分が嫌・・・。



「りりか、撤回して。胸触らせないとか、そう言うの、全部撤回して」

「・・・。ね、やっぱり胸が大きいほうがいいの?」

「そんなのどうでもいい。りりかがいい」

「ならさ。あたしが二人いて、大きいのと小さいのと二人いたら?」

「りりかと顔も体も性格も、全く同じ人間だったら、大きいのだろ、そりゃ。でも、一ミリでも違っていたら、やだ。りりかがいい」

「ふーん・・・」

「もー!分かってるの?りりかじゃなきゃだめなんだよ!って言ってるんだよ?俺はりりかが嫌いなその胸も、大好きなの!俺は大好きなんだから!!それでいいんじゃないの??」

「ああ、そう言うこと、去年の今頃かな?言われた覚えがある」

「あ、今俺もこういう事言った覚えがあるな、と思ってた(笑)」

「うん、覚えてる・・・少し自分の胸が気にならなくなった日だ。・・・意地悪言ってごめん」

「うん。大丈夫、俺は絶対に嫌いにならない自信あるから!気にするな!」



その後は、あたしは店のパソコンをいじりながら、普通に会話してた。



「さっき、電話切った後、むかついた気持ちといろいろなこと、メールに打ったりしたんだけど」

「うん?」

「けど、俺からメールするのも癪だ!こうなったら、明日のおはようメールもしないからな!とか考えてた(笑)」

「へー。で、あたしがそれでもメールも電話もしてこなかったら?」

「そしたら・・・。明日の昼休みに、何で連絡して来ないんだよ!?って切れながらメールしてたはず・・・」

「結局するんじゃん」

「うん、そう(笑)」

「バカっぽーい」

「うるさい!!」





明日も早い、あいつとは電話を切って。

あたしも残りの雑用を片付けて。

午前2時。

やっと帰宅した。




すぐに仲直り出来たけど。



したくないよね、やっぱ。




仕事と今日一日起きたいろいろな事。

考えながら、眠りについた。

あたしの見た夢は。




なぜか。

Rちゃんにあいつがよしよししている夢。

この夢見るのは二回目。

寝起きに不安になって、凄くあいつに会いたくてたまらなくなる。



「またRちゃんによしよししてる夢見ちゃったよー・・・やだーもう!」

て、メールしようかな、って思ったけど。



また言われちゃうかなぁ?

「りりかの夢まで、責任持てませんて(笑)」

しかも、すげー嬉しそうなんだよね、そういう風に言われる事が!


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