あたしは、思ってる事話した。
こう言う風に考えてしまう。
こんなに後ろ向きになっちゃう。
この間の、別れようっていったときのあなたの顔が、忘れられない。
あのときは、一瞬でも、ホントに、あたしに気持ちがなくなってたと思う。
そして、それ以来あなたを信じる事が、怖い。
もう、好きになりすぎて、別れがやってきたときの辛い思いをしたくない。
だから・・・
信じる事が、出来ない。
愛されているって言う気持ちも・・・でない。
逃げたくなっちゃっているのかもしれない。
そう言う、不安とか、苦しさとかから・・・。
あいつは。
黙って聞いてた。
そして、あたしを抱きしめて。
思い切り抱きしめて。
「そんな風に考えさせちゃって、ごめん・・・。取り返しつかない事しちゃって、ごめん。あんな、くだらないことで、そんなこと言っちゃって、本当にごめん。・・・でも、りりかの気持ちがまた。俺を信じてくれるように、頑張ろうって思う」
よしよししながら。
いつもみたいに、抱きしめながら。
あいつが言う。
本当に。
本当に、あの一瞬はそう思ったかもしれない。
けど、今はりりかしかいないと思ってる・・・。
だから。
りりかが俺の愛情をめちゃくちゃ感じるように、頑張るよ。
あたしってば、愛されまくってる!って思うくらいに。
「愛してる」
目を見て言われる。
その目に、嘘はない。
って、あたしは思う。
あたしは。
あたしは・・・あたしも。
きっと、これからもあなた以上に誰かを愛する事は出来ないと思う。
こんなに誰かを、愛する事が出来るんだね。
|