今日は仕事が長時間で。
朝7時から夜23時まで。
夕方あいつから。
「今日はいっぱいマッサージしますので、たくさん疲れてから来てください」
なんてメールが来る。
よし、頑張るか!なんて、あたしも思ったりして。
後仕事が2時間で終わる。
そんな時。
店の電話がなる。
電話の主は、あいつ。
「今平気ですか?」
「平気じゃないけど・・・どうした?」
あいつが店に電話してくるなんて、急用かな?って思った。
「ごめん、今日会えない」
「?どうした?」
「親父が、倒れたらしくて」
「へ?」
「仕事から帰ってきたら・・・詳しくは分からないんだけど。とにかく、実家に今から行くから」
「う、うん。分かったよ、気を付けて!」
「本当に、ごめん。またメールします!」
「詳しく分かったら教えてね」
そして、あたしが帰宅して。
あいつから電話がなる。
「どうしたって?お父さんは大丈夫?」
「うん、びっくりだよ、風邪をこじらせてそれでも仕事してて、とかそう言う感じだったみたい」
「肺炎??」
「いやいや。そこまで重くないよー。もう家に帰って来てるし」
「そっかー・・・安心したー」
「うん、安心した。うん。でも、休みをほとんど取って無かったらしくて。相当疲れてたんだろうなぁって」
「そう・・・」
「ん。だから、ちょっと仕事手伝って行こうと思って」
「そう、いつまで?」
「24日まで。25日には帰るから」
「え・・・25?」
「ごめん・・・」
「ううん・・・。頑張ってね・・・」
「25日から手伝ってくれる人を呼んだみたいなんだ。それまではいないらしいから」
「うん、うん。じゃ、25日に」
24日は一緒に過ごそうねって話してた。
けど、仕方ない、って思った。
あいつは、凄く家族を大事にする人だから。
頑張って。
素直にそう思えた。
もしも。
こんなときでもイブだの何だの、優先する人だったら。
逆に嫌だった。
だから、あいつがそう言うやつでよかった。
でも。
本音を言えば、寂しい気持ちになったのも確か。
イブは一人きりか、って。
思うだけなら、いいよね・・・
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