march forward.
りりかの独り言。

2002年10月16日(水) 自分だけ

あたしは、あの時。

だんな様が来た、あの夜。



だんな様と何かあってもいいと思った。



何でだろうって思った。

何で、いいと思ったんだろう?って。

なんかして欲しい。

とかじゃなく。

何かあったら、それでもいい。


位に思った。



ただ、汚いけど、それはあいつにばれない自信があったし。

あたしが今好きな人はあいつだけだから。

だんな様となんかあっても、「元」だんな様、だけど許してくれると思ってたから。


だから、だんな様がしたいのなら、それは別に構わない。



それくらいの感じだった。



だんな様もあたしと同じ感覚だと思った。

だから、あたしとなにかしたいだけで。

あたしを抱きたいだけで。

別にそれ以上の事を考えていると思わなかった。



けど、だんな様は違った。

キスマークをつけようとした。

それは、あいつにばらすため。

あいつに気づかせるため。

あいつとの仲を終わらせるため。

純粋にただ「したい」という感覚では無かった。




それに気づいて、あたしは怒った。





あたしたちは離婚前、何ヶ月かセックスレス夫婦だった。

数ヶ月なら、セックスレス夫婦とはいわないのかな。

だんな様が、あたしが妊娠しないという事を分かって、避妊無しでやろうとしてから、あたしは絶対にこの男とはやらない!と決めたし。

だんな様も手を出してこなくなった。


だんな様はセックス大好きな人。

毎日でもやりたいっていう人。


でも、全くあたしに触らなくなった。

あたしも、ホッとしてたのは事実。




そして、あの夜。

だんな様はあたしを求めようとした。

それは、あたしは純粋にあたしと(女と)したい感覚なんだと思って。

あたしは、したいのなら、どうぞ。という感覚で。

元夫婦だったあたしたちだから、離婚して今は他人でも、そうなることが不自然とか、あいつに対する罪悪感とかがなかった。




何より、「別枠。」ではないけど。

あいつもあたしとだんな様がそういう事をするのは、離婚前はもちろん、離婚後も仕方ないと思うのでは?と勝手に思ってた。

でも、わざわざ言う事ではないから、離婚前からあたしはだんな様としたとかいう事はいわなかったけど。





結局、自分の都合のいいように何でも解釈して。


こんなふうになった。





そして、一日メールが来ないまま、過ぎた。

もちろん、電話もない。

あたしは、自分だけ都合よく考えてきたことが。



すごく、いやになった。


あたしがあいつなら。

あたしがだんな様なら。



とか言う、自分が相手の立場だったら。




と言う事を考えなさ過ぎた。



素直に、謝ろう。



あいつにも。

だんな様にも。


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