march forward.
りりかの独り言。

2002年09月30日(月) 泣かないよ。

昼間、保育園と学校に挨拶に行きました。


住民票を移すこととかいろいろしなきゃなりません。



だんな様と2人で手分けして、いろいろと書類を出したりしました。

この公団にも、あたし一人じゃいられません。

1ヶ月以内に出てくださいと言われたので、実家に帰ろうと思っています。





気づいたら夕方になっていました。

家族5人で夕飯を食べました。

あたしが子供たちに何が食べたいか聞いて、リクエスト通りにハンバーグとポテトサラダを作りました。






夜、子供たちとだんな様は実家に行きました。

あたしは、「電話してね。ママの携帯でもばーば(あたしの母)の所でもいいから」といいました。


「ママ、寂しい?泣く?」

と、次女が聞いて来ました。

あたしは笑顔で「泣かないよ」といいました。



「でも、泣きそうだよ」

長女がいいました。



あたし、笑っていると思ってた。

自分で、今笑顔が出せていると思ってた。



泣きそうなんだね。





「平気だよ、泣かないってー」

あたしは、いいました。



ライラは眠っていました。

あたしは車の窓に手を入れて、ライラをなでました。

こみ上げて来ました。

一生会えないわけじゃないのに、胸が苦しくなりました。






一人でアルバムを見ているとき、あいつからメールが来ました。

あたしは、あいつに、

「これはあたしのことだから、あたしに考えさせて。あたしの出した結論に何も言わないで賛成してくれる?」

と、メールしてありました。


そのメールを出したときは、まだまだ迷っていたときでした。


そのとき、あいつの返事は、

「俺はりりかさんの一番の味方だって、いつも言ってるじゃん」

と返って来ました。



そして、メールが来ました。

「りりかさん、大丈夫?」

あたしは、折り返し電話をしました。



「あたし、子供よりも君を取っちゃったよ。最低な女だね」

あいつは、大きなため息をつきました。



「後悔、してない?してるよね。今は、何を言っても、薄っぺらく感じちゃうね。でも、りりかさんの決めた事だから、俺は何も言えないよ」

あたしは、黙っていました。

何も言えないといわれた事が、とてもホッとした。

今何か言われたら、あたしは潰れると思った。



「りりかさん、泣いていいよ」

あたしは、しばらく黙ってて。

「りりかさん?」

って言うあいつの問いかけに答えた。



「泣かないよ」


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