march forward.
りりかの独り言。

2002年08月18日(日) 悪循環

メール、たくさんありがとうございます。

毎日ちょっとづつ返信しています。

いろいろな方の、いろいろな意見を聞けて、参考になっています。

泣きながらメールを読んだり、書いたりしています。

それが、罵倒のメールだとしても。

だんな様や、子供たちや、あいつの言葉だと思いながら。

聞き入れようって思っています。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

あたしは、あいつを好きになった事、100%だんな様のせいじゃないとしても。

いくらかは、あたしが他の男に心奪われる何か問題が、だんな様にもあったんじゃないかって。

今まで思ってきた。

だんな様の悪い面ばかりが見えて。

違うな。

そう言う悪い面ばかり、見ようとしてたんだと思う。



でもさ。

今まであたしを女として扱ってくれないとか。

子供に対しても無関心だとか。

家事も手伝ってくれないとか。

女遊びをしてたとか。



そういうところばかり見てたけど。



実際のだんな様は。


一生懸命すぎたのかもしれない。

不器用すぎたのかもしれない。

頑張りすぎてたのかもしれない。




仕事を独立して。

あたしたちに絶対に金銭的に迷惑かからないように。

一生懸命になって、仕事を取ってきて、仕事をして。

あたしたち家族を守るために。


よく、家庭を顧みない夫。

とか言われるよね。

あれって、家庭を顧みないで、仕事仕事って!!!って場合。

やっぱ、家族の事を思ってなんだよね。

家族を食わせるため。




その結果、だんな様は疲れすぎて。

あたしを女としては見れなくなって。

子供の事まで頭に入らなくなって。



悪循環になった。



あたしは家庭がつまんないって、仕事に逃げ出し。

そんなあたしを見てだんな様は、ますます疲れて、女を作る。

あたしはますます自分を女として見てないだんな様に腹を立てる。



悪循環。




頑張ってくれている。

って事を。

あたしは、見なかったのかも知れない。




そして、あいつと出会って、どんどんあいつがあたしの中に入って来て。

あたしは、ますますだんな様の悪い面ばかり見るようになる。




そして、今更気づく。


そか、だんな様は。

あたしたちのために、頑張ってくれていたんだ。

って。



でも、あたしは、だからだんな様とよりを戻そうなんて考えられない。




いただいたメールの中には、「時間が解決してくれます。だんな様もまだあなたの事を愛しているように見えるのですから。大丈夫ですよ」っていうものもありました。



時間が解決してくれる。

そうかもしれない。

そうかもしれないんだけど。




「彼もまだ独身。今後、素敵な女性にまた出会えます。大丈夫です、彼の事を考えるのなら、別れてあげたらどうですか?」



これ。

何度も何度も考えました。

あいつのためには、きっとそれが一番いい。

だんな様に今、あたしが「彼と別れます。あなたとやり直します。だから、彼と会わないでもらいたい」っていえば、すむんだと。




一番、だんな様も、子供たちも傷つかない選択。

もちろん、あいつも。




あたしは昨日、日記の中で。


「死にたい」

って言葉を使いました。

たくさん、非難のメールが来ました。

もちろん、中には「そんな事いわないで、頑張って!」と言うメールもありました。非難ばかりじゃなかったです。



長女は、心疾患で生まれて来ました。

いつ死ぬか分からない。

あたしは、「死ぬ」という事を、間近に見ていました。

だから、自殺すると言う言葉を聞くたび、むかついてむかついて仕方ありませんでした。

どんな事情があるにしても。

生きたくても、生きられないかもしれない子供が、ここにいるのに!って。



日本では、子供に心臓移植は出来ません。

そして、その当時は心臓移植自体、日本ではなかったように思えます。


自殺するくらいなら、うちの子にその健康な心臓をちょうだいよ!


ニュースを見るたび、思いました。



だから、あたしは、「苦しい苦しい」と思っても。

死ぬ、なんて言葉を出す事は今までありませんでした。

でも、一度だけ。

長女が手術後、どうなるか分からないっていわれたとき。

あたしは、長女が死んだら、あたしも死ぬと思っていました。

まだ2歳にも満たない我子を。

一人であの世に旅立たせるのは、しのびないです。



だから、あたしも一緒について行こうと。

遺書まで、用意しておきました。

あたしが19歳のころでした。

長女は、自分の力で脱出した。

まだ失いたくないと。

まだ、2年足らずしか生きていない人生を。



それ以来、あたしは「死ぬ」なんて事を考えなくなりました。




なのに、昨日、こんな公開日記で、そんな言葉を出してしまった事。

本当に今、自分に腹が立ちます。



何かで読みました。



取り返しがつかない事なんて、この世には二つ。

それは、誰かの命を消す事。

それは、自分の命を消す事。






昨日の日記を削除しようかどうか、迷いました。

あの部分だけ、消す事も考えました。

でも、これは日記。

そのときそのとき、一瞬でも、あたしが思ってしまった事。

それをつづる場所。

なら、消す事はない。



もう二度と、そんな風に考えちゃいけないって、これを見て思い出すように。






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