2002年06月14日(金) |
やられたらやり返す。 |
今日は飲みに行った。
職場のマネージャーに誘われて。
今度うちに移動してきたから、それで仲良くなっておこうと思ったのかなぁ。あまり話した事もないような人なんだけど。
4人で飲んだ。
でも、あいつは、このマネージャーと何度か一緒に働いた事があるらしく、嫌いだって言ってた。前前から。
マネージャーもあいつのことを嫌っているという話は聞いた事があった。
だから、行く前からいろいろ言われてた。
「酔わないように。あなたは酔うとすぐだらだらして、隙が出来すぎるから」
「俺は本当に行かせるのは嫌。でも、今度から一緒に働く仲間なんだからってあなたが言うから、我慢しているだけ」
「あまり、俺はあなたにあれは嫌だとは辞めてだとか、言わないでしょ?今回ばかりはいうよ」
「最終的に、行くか行かないか、判断するのはりりかさんだけど」
もう時間も場所も決まっているし、いく事にした。
帰りはあいつが迎えに来てくれると言う。
明らかにメールの態度は怒っていたけど。
あたしは、あいつが18日に例のメル友と会う事が引っかかってて。
友達の結婚式で会うらしいんだけど、だから平気だって言うけど、ものすごく引っかかってて。
その、仕返しじゃないけど。
忘れたいって思った。
日に日に近づく、その日を、忘れたいって思ってた。
あいつと一緒にいるとなかなか忘れられない。
むしろ思いだしちゃうから、あいつがいない場での時間も大切だとか思った。
そんな事ぐだぐだ考えてたら、酔う酔う。
しかも、ピッチも早い。
気がついたら、もう帰る時間になってた。
楽しいお酒ではなかった。
あいつが約束の時間に迎えに来てくれて、ドライブの予定だったけど、家に連れて行かれた。
「じゃ、お疲れ様」
・・?
なんで、帰されるの?
ドライブは?
「そんな気分じゃないことくらい分かるでしょ。なんでこんな風になったのかは、メールするから、帰ってください」
あたしは、頭ががんがんしてて。
自宅を見上げたら、電気ついてて、こりゃ、帰ったらだんな様もおきているし、いやだなぁって。
それに、一緒にいたいのに・・・
「なんで・・・?じゃぁ、ドライブはいいから。君の家に行きたい」
あいつは、しばらく黙ってて、ため息ついて。
ハザードを消して、走り出した。
車から降りてふらふらのあたしを、最初、あいつはいつもみたいに支えてはくれなかった。先先進んでいく。
あたしは、ああ・・・こう言う風になっちゃったか、って悲しくなった。
だんな様と同じだね。
知らん顔するんだね。
自分のせいだけど。
ていうか、判断していいっていったのは、君じゃないの?
あたしの判断で、大丈夫だって思って、いったんじゃないの?
確かに、酔わない約束は破ったけど・・・
「任せるっていいましたけど。俺の気持ちも言いました。行かせたくないって。だいたい、なんでりりかさんだけを誘うのか、分かって無いんですか?」
「仲良くなりたいからでしょ。新しい職場に来て、仲間を作りたいからでしょ」
「違います。だったら、他にも何人も誘うでしょ。気に行っているからでしょ。隙あらば・・・でしょ」
それで、腕をささえて、部屋まで連れて行ってくれた。
「おぶろうか?」
「平気」
部屋についてからも、あいつは怒ったままで。
「嫌なんです、本当に。待っている間も嫌で嫌で。考えて考えて。気持ち悪くなって。絶対に嫌なんです。でも、メル友の事で、りりかさんも、こんな風になったんだなって思ったりして、我慢して」
それからも、なんだか、いっぱい怒られて。
気持ちは分かる。痛いほど分かる。
あたし、メル友の事があって、あたしだって!!っていう気持ちがあったのかも知れない。
あたしだって、あんただけじゃないんだからね!!!!って、気持ちもあった。確かに。
分からせてやろうって思ったりした。
あたしが、どんだけ苦しいのか、切ないのか、分かれよ。
でもさ。
あんなに嫌な気持ちになったのに、またあいつに同じ思いさせちゃうあたしは、最低だ。
しかも、分かってて。
「今度行くときは、俺と別れてからにしてください」
こんな言葉まで言わせちゃう、あたしは、最悪だ。
あたしは、あいつを引き寄せて。
ぎゅっと抱きしめた。
「ごめん・・・もう行かないよ。約束する。絶対に行かない」
あいつは、「うん・・」って言いながら泣いた。
あたしに泣き顔を見られないように、必死にあたしを抱きしめて離さないで。
「面倒な事言っちゃって、すいません。でも、気持ちは分かってください」
すごく、あたしも嫌な気持ちになった。
あいつを懲らしめようって考えが少なからずあってした事なのに。
こんな気持ちになるのはあたしも、もう嫌です。
ごめんね・・・
こんな、試すような、懲らしめるようなこと、絶対にしないから。
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