march forward.
りりかの独り言。

2002年04月23日(火) やきもち

あたしは、どちらかと言えば、やきもち焼きじゃ無いと思う。
まぁ、普通にジェラシーを感じるときは普通に恋愛していたら
あるとは思うけど、その中でも少ないほうだと思う。

ディズニーシーにも一緒に行ったカップルの女の子の事を気になりだして、
あたしが応援するよ、相談するよ、って言ってメールをするようになったのが、
あいつとの始まりみたいなもんだけど。

最近、そのカップルが急激に不仲と言うか、いろいろ問題がごたごたしてて
かなり危ない状態になっている。
あたしも両方の話を聞くし、両方にアドバイスをしてたんだけど。
あいつがその彼女の方とかなりメールをやっている事が発覚した。

別に、普通じゃん。って思えばいいのに。あたしも、なんだかむかむかと言うか、悲しいと言うか、変な感情になっちゃって。
てか、あたしにあまり返事が無かったのは、そっちとメールしてたからなんだ!とかあたしと一緒にいるのに他の女からメール来て返すなんて!!とか、明らかに嫉妬で。

あたしは、結婚しているから、普通の人が好きになったらいつでも言って欲しい。それは今も変わらずなんだけど。
でも、実際にそうなったら、かなりショックで泣いちゃったりするんだろうな、と思う。
それは好きな人が去って行くのだから、当たり前なんだけど。

そして、そのカップルがだめになった場合、彼女はフリーになる。
そしたら、昔気になっていた事が助長して、今メールを長くやってて、あたしたちの始まりのときみたいに、恋愛感情が芽生えて来ちゃって、
二人が好きどうしになる。
そしたら、仕方ない。あたしは、身を引くのが当たり前なんだ。


・・・って、考えてたら悲しくて、苦しくて。
どうして、「やめて!あたしがいるときにその子とメールしないで!」
とか素直に言えないんだろうって考えると。
あたしが素直じゃないって言うのはもともとなんだけど、さらに言えないっていうのは、あたしが結婚しているんだから、平等じゃないって
いつも思っているからなんだ。

でも、ちょっとだけ言ってしまった。
「なんか、別にいいんだけどね。でも、仲良しだよね。いい事だよ。うん・・・」って。

あいつ、すぐ気がついて。「りりかさん、また自分は結婚しているから負い目だとか何とか言って、やきもち焼いている事、隠そうとしているでしょ」って。
「はぁ?焼いて無いよ!!!別に、そっちがよくなったらいつでもあたしは、身を・・引くし」
言ってて涙が出そうなくらいに、胸が苦しくなったけど、こらえて。
「わかりました。」
「・・・何が。」

すげー、ドキドキしてた。怖かった。わかりました。・・・の後に続く言葉。

「Rちゃんとアドレスも削除しますし、メールも金輪際しませんよ」
笑顔で言うんだけど。そんな事別にあたしは求めて無くて・・・
求めて無くて・・・求めてない?本当に?
そうしてくれたら、どれだけすっきりして、嬉しいんだろう。
でも。「だめだよ。いいよ、そんなことしないで」
「だって、りりかさんのその不安な気持ちを解消させるのには、俺が出来る事って言ったらそれくらいだし。それで、りりかさんの不安が晴れて、
俺に結婚しているからだとか、普通の子とつきあって欲しいとか、
そんな変な風に考えないで済むなら、全然俺にとっては痛くも痒くもないんですよ」
その言葉だけで、充分・・・かな。
「平気。Rちゃんも、相談に乗って欲しがっているんだもん。聞いてあげてね。不安じゃないよ、平気だよ」

それだけ言って、あたしはまた胸が苦しくなった。
さっきの悲しい胸の痛みとは違って、嬉しいのと、切ないのが混じったような。
あいつは、あたしの頭を引き寄せて、よしよしってしてくれた。
ばかだね、俺が好きなのはあなただけなんですよ。愛しているんですよ。信用してください、俺のこの気持ちを、もっともっと。そしたら、不安になんかなら無いでしょ。
って、耳元で言われて。
見透かされてる・・・って凄く思った。

やきもちって、こう言うのを言うんだなって思った。







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