今日は、昨日と打って変わって機嫌がいいあたし。 素直にメールで「早く会いたいな」とか打てたりする。 「なんか、凄く嬉しいメールばかりで、驚いちゃいますね」って あいつもあわてるくらい。
「薬になんか頼らないでも、君と会って、早く元気になりたい。あたしって簡単なやつだねー」ってメールしたら、 「簡単じゃないんですよ。今日みたいな日はいいけど、勝手に考え込んで落ち込んでいる日は、俺はフォローしたり慰めたり。。。あなたは子供みたいに感情がころころ変わるから。あなたといると、本気で嬉しかったり、フォローしたり、へこんだり。今まで適当に、だらけてしか人とつきあってなかったから、全部ひっくるめて、あなたといるのが凄く楽しいです」
凄く嬉しかったなぁ。 子供みたいな部分を出されるのが嫌なうちのだんなは、あたしが大笑いしたりするのも、「みっともない、うるさい」と言う。 あたしは、この十年以上の月日を、だんなといるときには、感情をころして来た。 怒っているあたし、泣いているあたし、喜んでいるあたし。 だから、だんなの前では、いつも冷静でいた。落ち着かなきゃ。いつもそう思ってた。 大笑いなんか、心の中から面白いと思えたのは、最後はいつだったんだろう。 それくらい、遠い昔に、あたしは感情を残して暮らして来た。 大人になりなさい。これがだんなの口癖だ。お前は子供みたいなやつじゃないだろう。強くて、ひとり立ち出来て。泣かない、強い女だよ。
それがカッコいいと思っていた時期もあった。だから、強がっていたりした。でも、あたしも弱弱しく泣きたいときもある。女だから、守って欲しいときもある。あの人は、その辺のあたしを見ない。見たくないのだろう。
けど、あいつは、そんなあたしが好きだと言う。子供みたいに感情が豊かな、あたしを。だから、素直に喜怒哀楽を出してくれていいと言う。 安心できる。だから、あたしは、あいつといると、楽だ。あたしらしくいられる。
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