march forward.
りりかの独り言。

2002年03月28日(木) 興味

あたしたちがこういう関係になって2ヶ月が過ぎた。
今日は、家族に深夜勤務だとうそを言い、彼とずっと一緒にいようと決めてた。桜の名所をドライブがてらつれて行ってくれて、それからぶらぶらして、彼の部屋に行った。
彼の部屋に行く前に乾杯のためのお酒を買いこんで、いつもみたいに、たわいの無い話をして。

真夜中になって、眠たくなって、あたしはごろごろしてた。
と、いきなり、あいつはあたしを抱え上げて、ベットに寝かせた。そして、一緒に横になって来た。
あせった。マジで。びっくりして、言葉にならないくらい。
「なに?」
「眠たそうだから。体が痛くなるでしょ」
「いや、うん、そうだけど、でも、眠気も覚めたし、平気、起きるよ」
なんか、急にいろいろ話しまくって、ドキドキしているのを聞かれたくないような感覚になって。起き上がろうとして、押さえつけられた。

「警戒。してるんですね」
いつもとは違った笑顔で、言われた。ちょっと寂しいような。
確かに、ものすごく警戒してた。こんな風にされたのも、彼の部屋に来たのは何回もあるけど、ベットに乗ったのも初めてだったし。
しかも、飲んで、暑くなってキャミソール一枚だったし。
「ごめん。あたし・・・」
いい掛けて途中でさえぎられた。「待ちますよ。その気になってくれるまで。2ヶ月も待ったんですから」
「本当に、ごめんね。我慢、させてるよね」
「そりゃ、22歳の健康な成人男性ですから」
なんていって、いつもみたいな無邪気な笑顔に戻って。
いつもみたいによしよしされた。

体の関係を持ったら不倫になってしまう。なんだか、汚い関係になってしまう。あたしがずっとずっと思っていた感覚は、違うのかな、とか思い始めてた。
あたしは、セックスに対して、興味が無い。だから、無くても全然平気だし、あんなのは、好きな人(セックスが)がやればいいんだくらいに思っていた。
でも、つながっていると思う気持ちを、確かめるための手段でもあるかも知れない。
分からないけど。今は、まだ彼とそう言う関係になれない。
好きだけど、出来ない。好きだから、出来ない。
逆に、好きじゃなきゃ、それだけの関係のために出来るかもしれない。
大事に思っているから、出来ない。したくない。

でも、あたしを抱くとき、抱いた後、あいつはどんな風になるんだろうとか、ちょっとだけ興味が出てきたことも確かだ。


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