行動ログ。
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ちょっとしたきっかけがあって、恩田陸を読んだ。 よく考えてみると、しっかり「小説」になっているものを読んだのは初めてではないだろうか。 結構、ツボだった。
私が好きな小説(に限らず、全般的に)というのは、 設定がしっかりしていて、SFほどではないけれどパラレルの要素があって、 んでもって思想的なものが流れてて、それに自分の志向が一致する という条件を満たしているのだと改めて認識する。
ファンタジー、とか、SF、とかいうほど現実離れはしてなくて、でも自分から3ヶ月くらい離れた場所で展開されているような物語が好きなのです。
そんな私が必ず新刊を買ってしまう作家さんは森博嗣氏。 ミステリー作家じゃなくて、思想だとか哲学だとか、そっち系の枕詞を使われた方がいいんじゃないかと時々思う。 うん。あれはミステリーじゃないよ。 謎を解明するんじゃなくて、純粋にお話として読んでいくものだと思う。
今回は文庫バージョンを購入。このままいけば、きっと半年後くらいには既刊の文庫が全て揃っているだろう。 次の本が好みじゃなかったら、止まるかもしれないけど。 そんで文庫版がそろったら、ハードカバーにも手を出すんだろうな…。 収納場所が、ヤバイです。 でもさ、本って売りたくないんだよねー。漫画はわりと私的永久保存版を除いてはすぱっと売っちゃうんだけれども。
最終手段は押入れの中に。
やっぱりエンターテイメントとして読む小説は、好みのヤツじゃなきゃ。
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斎藤基栄
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