行動ログ。

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2002年10月27日(日) 復刻から。

風邪気味という大義名分のもと、寝てます。寝すぎです。
実際身体がだるいんだもん。富山弁で言うと『だやい』

食べ物も、何か食べたいんだけど、見ると気持ちが悪い。っつかムカムカする。Kスーパーに買出しに行っても結局大きい硬貨1枚分で事足りる始末。
体調悪いときって、なんとなく寂しくなるよ。寂寥感。
んで一人で黄昏てると余計落ち込むんだよねー(笑)

それにしても寒い。部屋の中は暖かいけれど。
密閉された空間ってのが苦手だからちょくちょく窓を開けるんだけど、カーテンを閉めてないと耐えられない。足元が一番、次点は指先。
マンションとかって窓を閉じると外界から隔絶された気分になる。それは実家にいたころに感じた孤独感と背中合わせだと思う。自分ひとりに与えられた広すぎるスペースをどう処理していいのか分からなかったから。狭い部屋はたまに圧迫感をもたらすこともあるけれど、でも何かに包まれていると感じられるから安心する。いつも言うように、『自分の』居場所だって思える。
外とコンタクトを取るには自分がドアを開けるというアクションを起こさないとダメ、っていうのは、私に合ってると思った。自分の意思でコントロールできるんだよね。

あ、部屋の話になったついでに。
最近カリモク60というシリーズに注目してます。
えっと、カリモク家具、っていうメーカーはご存知でしょうか?「ん?どっかで聞いたことはあるんだけど」という方が結構いらっしゃると思うんですけど。
で、カリモクが60年代に流行ったデザインをベースに、機能面をアップグレードさせて再発信しているのが『カリモク60』なのです。これがまた、今の流行のモダンレトロってのに合致してるんですね。ちょっと懐かしげなところがクール、という価値観。

カリモク60に限らず、今30代男性をターゲットにしたシリーズが熱い。
本物志向、って言うんでしょうか。ちょっとした身の回りの品からインテリアまで、つまり自分の生活のとある一面をオシャレかつ高機能なもので演出したいっていう願望が経済面・精神面ともに可能になった世代へ向けて作られたモノたち。
ちょっと道は逸れるんですが、リアルフィギュアの流行とかも結局根底にあるのは彼らの価値観だと思う。今と昔をちょうどいい具合にミックスしてる。

ビジネス用品(と言ってはいけないくらいに本格派だけど)の世界にも。
機能性に優れたナイロンのブリーフケースが売れる一方で、革で作られたバッグを敢えて選ぶ人もいる。で、昔と違うのは、金額じゃなくて自分のスタイルでそれらを選んでいるということ。
バブル後言われ続けている消費の二極分化。高くても、安くても。自分が本当に欲しいと思えるものを身に着けるというこだわり。
これは大量消費時代の終焉を暗示すると言われてるけど、はっきり言って暗示どころじゃないと思う。そろそろ『みんなと同じで、でもちょっと違う』っていうモノすら、捨てられようとしているのではないのかなと感じているから。

企業のdownsizingと同様に、生活においてもdownsizeが良しとされるようになってきたということかな?右肩あがりでモノに溢れる生活を送ることが必ずしも豊かさを示してはいないのだという意識が一般化された、ってことか。
まぁそれが究極までいっちゃうと田舎暮らしとか自給自足生活とかいう形になるんだろう。私はそこまでしようなんて思えないけど。
でも何にもない部屋で暮らすには、そこにいる人間が豊かじゃないと様にならないと思う。だって空っぽの部屋に空っぽの人間がいたら、それこそお笑い種じゃん。だからこそ、充実した30代ってのが取り上げられるんだろう。

モノが少なくても、スタイリッシュと評される部屋でも。
どこかその人の体温が感じられる部屋を作れたらいいな、と思う。


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斎藤基栄

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