2005年04月11日(月) |
50周年座談会〜もっとたくさんの時事詠を! |
先週は共産党員2人の歌があったのに、今日はどれも普通の歌。せいぜいこんなのくらいしか。
◆ 要するに只見(ただみ)とちゃうん敵失に乗っかりはって自己正当化 (大阪市 池知ひさし 高野公彦選)
【選者の評】注に「NHK受信料不払いを評す」とある。大阪弁を生かした愉快な歌。
※作者一人でウケていて、読んでる方はちっとも面白くない歌ですが・・・。視聴者に面白半分に不払い運動をされたNHKを茶化しているのか、あるいは不払い運動やってる奴らを皮肉ってるのか、良く分からない歌ですね。 それより、あれ以来朝日の部数はかなり減ったはずですが、そっちは心配しなくていいのですか?
今日は歌壇は平凡でしたが、隣の面一面使って「朝日歌壇・新選者加え座談会」というのが行われていました。朝日が選者の共選という形式を取るようになってから、この4月で50周年となるのを記念してだそうです。 この中で、朝日の特徴である時事詠について、こんなことが述べられていました。
【馬場あき子】 出来事に反応する歌が多いのは、朝日歌壇ならではでしょう。21世紀になってからも9.11やアフガン空爆、イラク戦争など、実に多くの歌を見ました。テレビの映像をなぞっただけのような歌はあまりよくないけれど、力を尽くして反応したいという気持ちは大事にしたいですね。
【佐佐木幸綱】 一方に朝日俳壇があって、それとの違いは何かというと、恋愛と社会詠です。これは俳句に詠むのが非常に難しいから。この二つが衰えると、朝日歌壇の特徴が見えなくなる。
※他紙の歌壇では、恋愛はともかく社会詠なんてほとんどありませんけど。それでも別に歌壇の特徴がないって訳じゃないでしょ。そもそも俳句と短歌は全く別個のものだし。本当は「朝日俳壇と比べて」じゃなくて「他紙の歌壇と比べて」の朝日歌壇の特徴は・・・と言うべきでしょう。 社会詠あってこその朝日歌壇という話は、当方も全く賛成です。選者交代以来、電波歌が少なすぎて面白くありません。当サイトが干上がってしまいます。ほら、せっかく中国様が反日暴動やってるんですから、それ絡みの歌でも早く見せてください。
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