2004年01月05日(月) |
どこまで続くぬかるみぞ・・・朝日、社民、プロ市民 |
新年早々、イラクネタのオンパレード。投書の方もすごいことになっているようですが、歌壇も仕事始の今日から騒々しくなっています。
◆ 行き暮れてどこまで続くぬかるみぞイラクにあらずわたくしの国 (東京都 久保田仁 島田修二選)
【選者の評】かつての中国での泥沼の戦争を思い出させる。もう自身の国のことであるという自覚。
※へんな、というか、日本語として意味不明な選者評ですね。この作者は「わたくしの国」=日本(の現状)がぬかるみだと言ってるのだと思うのですが・・・。それとも、朝日の読者にとっての「わたくしの国」とは中国なんでしょうか。
◆ イラク派兵声高くして止め難しせめて叫ばん生きて還れと (土浦市 鈴木有子 島田修二選)
◆ 殉職とう言葉は砂漠の蜃気楼続く戦死のなきを願わん (東京都 小林淑邦 馬場あき子選)
※そうですかねえ? 朝日やプロ市民は、自衛隊に犠牲者が出てくれた方がありがたいんじゃないの? 朝日が最も恐れているのは、自衛隊が犠牲者も出さずに立派に任務をこなして、イラク人から感謝され、日本国民が自衛隊海外派兵の意義を認めてしまうことじゃないの?
◆ ともに遭難せし運転手の家族のこと知らねば我ら思うことなし (岐阜県 奥井朱夏 島田修二選)
※ここは日本ですから、特に日本人犠牲者についてマスコミが集中的に報じるのは当たり前です。朝日だってそうだったでしょうが。イラクのマスコミは自国民であるイラク人運転手のことを詳細に報じたでしょうよ。
「いつか来た道」ネタ。
◆ 時計屋の電波時計がある日よりナチ行進の精度にて鳴る (花巻市 照井勝浩 馬場あき子選)
※中国の人民解放軍の行進も、北朝鮮の軍事パレードの行進も似たようなものだと思いますが。ナチスなんていう昔のものに例える陳腐な比喩使うより、今現在存在してTVに映像もたくさん出るアチラに例えた方が、特に戦後生まれの若い読者には分かりやすいと思うよ。
◆ 三八式歩兵銃執り老いたれど子ら孫ら危急存亡の秋 (神戸市 川口史郎 島田修二選)
◆ 遺書のある展示室ありお母さん繰り返されて昭和の戦 (敦賀市 辻文子 近藤芳美選)
その他イラクネタ。
◆ イラクテロよもや三次大戦の口火ならずや鬼神視て居ん (長野市 関川喜八郎 島田修二選)
◆ 鍋囲みイラクを嘆き合いつつも下仁田葱に舌はとろける (春日井市 伊東紀美子 佐佐木幸綱選)
◆ 国でなくて神の歴史は誰が書くか日々地の民たる私たちが書く (東京都 磯部雅子 近藤芳美選)
もういい加減に九条ネタは飽きたんだけどね。
◆ 九条を守るこれより大切な党はあらざりひとりの母に (堺市 鶴野郁子 近藤芳美選)
※社民党は衆院でたった6議席、共産党も9議席と、「諸派」「泡沫政党」になったのです。それが日本国民の意思です。今時朝日だけですよ、社民党頑張れなんて全国紙で書いてるのは。
原発ネタ。
◆ 被曝許容超えしを秘して移り行く原発労務者切り捨てて電飾 (神奈川県 宮島郁子 佐佐木幸綱・近藤芳美選)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ マスコミ板で見たんですが・・・。 朝日小学生新聞の連載記事『ニュースDEジャンケンポン』↓はすごいもんですな。 http://www.asagaku.com/jkp/jkp_menu.html 1つ2つ読んだだけで気分が悪くなってきました。 子供の頃この新聞取ってましたが・・・こんなに内容ひどかったかなあ???
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