2003年06月23日(月) |
修学旅行ネタ競演 朝日vs日経 |
相も変わらず有事法制がらみの政治批判ネタが続いています。が、今週は数が少なく3首のみ。
◆ 戦争からサーズへ移る世の中を軽い政治がすいすい泳ぐ (横須賀市 梅田悦子 近藤芳美選)
※歌の意味がよく分かりません。有事法成立を批判したいだけならまだ分かりますが、SARSで日本の政治の何を批判したいのでしょうか。ともかく政治が軽くてフットワークの良いのは素晴らしいことです。重要な法案も基地外サヨクの妨害に遭うことなくどんどん成立して、日本が国民を護れるまともな国になっていけるのですから。
◆ 子に銃を向けられし時銃なくば子を護れぬか有事法成る (石巻市 阿部妙子 近藤芳美選)
※ここまで決意の固い方も珍しいですね。自分の子供に銃を向けられても、この人の手にかかれば銃無くして子を護れるのだそうです。いや〜素晴らしい、我々一般人にぜひともお手本を示してもらいましょう。
春の修学旅行シーズンを詠った歌。
◆ こんなにも平和を語る子等がいて修学旅行のあとの教室 (柏原市 山田範子 近藤芳美選)
※作者は大阪の教師。大阪の公立小学校6年生の修学旅行は広島だそうです。行きの新幹線で鶴を折るんだとか(「私がおんな」様よりの情報)。大阪の小学生って大変なんですね。小学生時代を大阪で過ごされた読者の方々には、心より御同情申し上げます。
修学旅行ネタでは、日経にこんなのが。
● 修学旅行の中止に肩を落としたり孫は中国の地図をひろげて (北九州市 田村昇 岡井隆選)
※朝日なら間違いなく「韓国の地図」だったでしょうが、日経は中国様のようです。これまでさんざん中国投資を煽ってきた日経ですが、SARSで中国様の実情が知れてしまったのには相当衝撃を受けたのでしょう。日本を旅行していたSARS感染台湾人医師の勤務先の病院の記者会見で「てめーらに中国を批判する資格があるのか」と詰問した人民日報経済欄日本支局こと日経ですが、朝日と同様短歌欄で中国様を擁護する作戦に出た模様です。・・・それにしても実につまらない歌ですね。はあ、だから何だ?という歌です。
|