朝日歌壇鑑賞会【今週の作品】
@∀@)今週も電波ゆんゆん、朝日の基地外歌壇

(朝日川柳や他紙の歌壇も取り上げることがあります)

2003年06月08日(日) 田英夫礼賛!!!

今週・来週と近藤芳美が休みだそうです。


さて、ようやく有事法制ネタが出始めました。

◆ 切々と憲法九条の由来説く田英夫氏の髪におく霜
   (上越市 三浦礼子 馬場あき子選)

 何と、つい先日の国会で小泉首相から「私は奴隷の平和は選ばない」と答弁されてマトモな反論一つ出来ずタジタジになっていた田英夫をさっそく礼賛です。拉致事件に否定的な発言を繰り返して北朝鮮を擁護し続けた極悪人!


◆ 遠き日の有事に沖縄守りしやガマの奥暗く骨の哭き給う
   (神奈川県 宮島郁子 馬場あき子選)

 【選者の評】太平洋戦争最後の激戦地沖縄での<有事>認識が問われている。ガマの奥で惨死した多くの人の、もう少し早い戦争終結への努力を求める声、さらには<有事>そのものを回避する声を、ぼろぼろの遺骨の鬼哭の声として聞いているのだろう。


イラクネタ。

◆ 正義とう語の意味ゆっくり変わりゆく人の性格変わりゆくごとく
   (町田市 宮沢洋子 島田修二選)

 【選者の評】時代の変化が確実に個人に及び、それぞれの作品に反映している。正義という言葉のあいまいさは、イラク戦争でますます性格を変えたが、個人の性格が変わることになぞらえている。

 ※この歌のどこから「時代の変化が確実に個人に及び」という解説が出てくるのかさっぱり分かりません。この歌のどこに個人的事柄が表現されているのでしょう。私には単に、短歌の形式を借りたサヨクのスローガンにしか思えません。「時代の変化が確実に個人に及び」と言うのなら、普通の日本人にとっては、イラク問題ではなく北朝鮮の拉致事件によってではないでしょうか。


◆ 投下せし爆弾ほどの荒廃をおもく抱きて空母帰り来
   (さいたま市 斎藤智明 島田修二選)

◆ どの国もイラクの油求めおり被爆の油井に吹く砂嵐
   (兵庫県 五熊きよこ 佐佐木幸綱選)

 ※「被爆の油井」とは、劣化ウラン弾が使われたことを言っているのか?

◆ 一輛が五億円との戦車なりさらに高価な兵乗せて征く
   (八王子市 相原法則 佐佐木幸綱選)

 ※人の命は五億円より重いと言いたいらしいです。何とも陳腐な表現です。ちなみに以前載っていた歌によると、この人の息子は40歳過ぎているのに結婚していないそうです。


反原発ネタ。

◆ 曇りふかくなまり色せる港内に核廃棄物積む船ひとつ泊つ
   (福島県 東海正史 佐佐木幸綱選)

 ※選者評曰く「核廃棄物をうたった歌が今週は多かった」そうです。いま日本人にとって最も話題の船は公開された不審船とか万景峰号とかじゃないのですかね。それに関する歌が1つもない代わりに、こんな歌を載せているあたり、普通の日本人とは相当感覚がずれていますな。


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asapykadan [MAIL]

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