浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2006年09月10日(日) F1イタリアGP

ああ、もう受け入れるしかない。
あんな表情をされて、あんな柔らかな声で。
美しいあの瞳で、まっすぐにカメラを見つめて。
静かに、語りかけられては。

なにもかも、あなたの心のおもむくままに。
幸せに生きてくれることが、私らの望みなんだから。

ルノーの発表で楽観の余地を削られた気がして、
予選の夜はメソメソ泣いてましたが。
レース中も、胸が詰まって苦しかったけれど。
最後の最後まで、続けると言ってくれないかなと。
引退なんて信じてたまるもんかと、そう思ってたけれど。

ミハエル自身の言葉で。
彼の心を語ってくれたとき。

胸の奥にしこっていたものが、溶けていったよ。

涙はにじんだけど、そんなに泣くこともなく。
その言葉を聞くことが出来たよ。

あの人が去っていく。
それを思うと、涙がこぼれるけど。

あの人自身のレースへの愛情。
仲間達への愛情。
語られる言葉の中に、
あの人の気持ちを見ることが出来たから。

思えば、99年7月。
彼の足が、深い傷を負った日。
私達は、一度は彼を失ってしまったと絶望したのだ。
復活してくれることはないかもしれない。
大切な宝を失ったと思ったのだ。

それから7年。
あの人は、
勝って勝って勝ちまくり、
記録という記録を塗りかえ、
のこる記録はパトレーゼの最多参戦記録くらいで。
イタリアGP終了時点で11戦の差。
今年のシーズン終わりには、8戦の差になっちまうんだよな。

そういえば、パトレーゼを引退に追いやったのは兄さんだったっけなー、などと思いつつ。(^^;)

あの頃には、まさかこんなに長い間兄さんを見つめていられるなんて、想像できなかったし。
フェラーリがチャンピオンになることなんてできるだろうか、なんて思っていたし。(笑)

フェラーリでタイトルを取ったら、
目標は果たして、後はボーナスみたいなもの、
なんて言ってたけど。
なんとまあ、大量にボーナス稼いでいったことか。(笑)

ああ、いかん。
こんなに哀しいのに、お笑いに走ってしまう。
それがシュー兄さんファンとしての私のスタンスなんだから、しょーがないんだけど。
ベソベソ泣きながら、頭にお笑いネタが渦巻くのは、私のせいなのか。
それとも天然ネタ製造機の、兄さんのおかげなのか?(こら)


しかーし。
モンツァにも魔物様がいてはるようで。
アロンソ、こんなところでエンジンブローしますか。
ひさびさにティフォシの呪いが炸裂したのを見たー。(をい)

モンツァは兄さんを愛しているのか。
負けジンクス男のルカ社長様が来てはるのを見て、何年ぶりだよ、ジンクス大丈夫かよ?と思ったのに。
さすがのジンクスも、ここでは発動せんかったし。(笑)
まー、兄さんに最後の引導渡しに来はったな、いよいよマジに発表なんだ、とは思ったけどさ。

サーキットにあふれるティフォシの赤い波。
フェラーリのドライバーに贈られる、最高に熱い喝采。
それをもう一度、眼下に見下ろして。
ヨーロッパラウンドの最後に、ともに戦う仲間達に最高の贈り物を与え。
2ポイント差まで近づいた、という歓喜と希望を与え。

そんな舞台で、
最後に迎えるタイトル奪還への戦いを語り。

そして、そんな舞台で、
F1との別れを語ることの出来たドライバーが、
いったい何人いたことだろう。

レースの神様がもしいるとしたら、
サーキットに魔物様や勝利の女神様がもしいるとしたら、
ミハエル兄さんは、
きっと、とてつもなく愛されている!

どんな悪口や批判を浴びようと。
兄さんは、勝利の女神様のない後ろ髪をも、無理やりに引っつかんで引き寄せる人だから。


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