浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2001年07月05日(木) 部分月食に雷雨/玉三郎と女形/火曜サスペンスな夢

ちえ〜、月食見てみたかったのに、残念。明日から少しは涼しくなりそうだから、それが救いかな。
雷というと、連想するのは、歌舞伎の「鳴神」。雨を止めた鳴神上人を、雲の絶え間の姫(だっけ?)が陥落させるという話。玉三郎の雲の絶え間の姫を劇場中継で見たのをちらっと覚えてる程度ですが。歌舞伎では、清純な生娘の姫が「赤姫」、妖艶な手管を持ってる姫は「桜姫」というんだっけな。未亡人という設定のこの姫役は、妖艶だったべよ。
その数年後、忠臣蔵のお軽役で見た玉三郎は、頬がこけて目の大きさが驚くほどだった。もともと背が高くて骨の目立つ人だったから「夜叉が池」の白雪姫とお百合役でも、ほとんどすっぴん夢二風のお百合はきつかったけど。淀川長治さんが、「あの監督は玉三郎の背を高く撮ったから、大嫌い!」言うてましたわね。
若い頃からの不世出の女形という評判。若い丸みのある頃も、さぞや美しかったのだろう。花魁の履き物や結い髪だと、鴨居の高さで腰をかがめて歩くのだとか。数十キロの重さの装束をつけて、やわやわと柔らかな妖しさを見せる技。昔なら180センチ近くなった彼には女形は続けられなかったところを、その才能ゆえにそれを続けられたという。
例えば、昔「銭形平次」をやっていた大川橋蔵。この人も背が伸びすぎて(といっても男としては小柄だ)女形を辞めて映画に転向したのだとか。目元口元は、色っぽかったね。女形時代を見たかったよ。
女形には、生まれつきの女にはない魅力がある。何が女らしさを作り出しているのか観察し誇張し、その所作でこの世に在ってほしい理想の女の姿を幻視させる。
私自身は、ときおり有名女優達の雄大な背中に幻滅してしまう。抱きしめて守りたくなるような、小さな背中をしていてほしい物語もあるじゃない?(笑)

めずらしくF1見てる夢。ラルちゃんとミハエルお兄ちゃんが走ってたけど、詳細を覚えてない。(^^;)
その後はアール・ヌーヴォー風デザインのホテルに行ってなぜか屋上の寿司屋で火曜サスペンス劇場風毒殺の陰謀。いちおう自分は、共犯を拒否。毒の入ってない押し寿司をむさぼり食う。なんという夢やねん。(爆)
この日記、だんだん夢手帳と化してきましたな。(笑)
筒井康隆ファンなので、夢の手帳は以前もときおり書いていました。自分の無意識と対話するのは面白いっす。


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