あたろーの日記
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2007年04月08日(日) のんびりした日曜日。


 旧暦2月21日。
 久しぶりにのんびりしたなぁ♪
 というか、だらだら過ごしてしまいました。。。
 夕方になって慌てて投票に行ってきた。
 都知事選。開票速報にがっくり。まあ、予想のついていたことではありますが。また石原帝国かぁ。あーあ。
 
 順序が逆になってしまいましたが、金曜は仕事を終えて21時から(遅いー)職場近くの墓地で花見。いろんなおうちのご先祖様達の霊に見守られ(?)賑やかに酒盛り。盛り上がったところで居酒屋へ移動し、閉店後さらに別の店、そこも閉店後はカラオケ。朝まで歌ってまた閉店で追い出され、6時にふらふらになって帰宅。すぐ寝て起きて、午後は友人と「さん喬を聴く会」。場所はいつもの深川江戸資料館。我ながらよく体力続くよなあと。でも、お弟子さんの噺ではうとうとしてしまい、いかんいかんと頭をぶんぶん振って、さん喬師匠の噺はひと言も聴き逃すまい、と、目をぱちくり。「寝床」と、本来なら3時間近くになるという長い噺「ちきり伊勢屋」を短く(それでも1時間は超えていた)したものをじっくり。「ちきり伊勢屋」という噺を聴くのは初めてでした。どんな噺だろうとわくわくしていた。相変わらずさん喬師匠は人情噺が巧い。情景描写もぞくぞくするほどリアルで、客席に江戸の往来が、年の瀬の寒さが、そそそーっと立ち現れる。聴く人の呼吸がいつの間にかひとつになっている。唾を飲み込む音さえも周囲に響いてしまうほどに、張りつめた会場。そこに柳家さん喬の語りが一瞬一瞬の空気を捉えていくよう。あのテンションを1時間以上、1人で保っていくのだから、凄いと思う。
 まるでロードショーを見終わった後のような、心地よい疲労感と余韻が残って、会場を出た後友人と言葉少なに駅に向かいました。
 
 写真の猫は両方とも深川にて。猫って、どうしてそんなところが好きなんだろう、っていうような場所によく乗っかってる。携帯電話のカメラを向けると、大あくび。あくび直後のマヌケ顔がまるで笑っているような。白黒猫は薄汚れてノラちゃんなんだけど、あら、よく見ると見返り美人。目が綺麗な。深川の猫はのんびりしてる。いじめられたり厄介払いされたりすることがないのかもしれない。路上の生き物が平和な土地って、人間にも住みやすいんだろうな。

 話は今日に戻って。
 今朝はちょっとゆっくり起きて、布団の上で瞑想した。ちょっと前だと、瞑想してるって言うと、変わった人、って思われてたかもしれないけど、今はかなりポピュラーになってきたような感触が。。私が瞑想というのに出合ったのは7〜8年位前で、その頃から毎日朝晩、時間のない時は2日や3日に1回のペースになることもあるのですが、ちょぼちょぼと続けてきました。ただ、数年前にいろいろあって精神的に参ってしまった時期は、一時的に瞑想をすることさえ忘れてしまっていて、その後自分を取り戻した時に、やっぱり少しずつでも1人静かに瞑想する時間を持ち続けていこうと思い至り、今に続いています。
 瞑想の仕方にはいろいろあるらしいのですが、私は面倒なことが苦手で覚えられないので、ただただゆったりとした音楽を聴きながら、自分の呼吸、吸うと吐く、に意識を集中する、というやり方に落ち着いています。最初は日常生活の中での心配ごとやあれこれが頭の中を支配しているのですが、だんだん、呼吸を意識していると、だんだんと、吸うと吐くが深く深くなっていって、余計な雑念がすーっと消えていき、自分の頭も身体の中も、クリアで柔らかい粒子で満たされていくような感覚になります。それがとても心地良いです。
 瞑想を続けていると、うまく表現できないのですが、なんて言うんだろう、「すべての答えは自分の中にある」ということが、自然に解ってくるような気がします。そういう想いが身体の中からわき起こってくるような。瞑想することさえ忘れてしまうほど心身共に忙しかった一時期、まるで自分が何か大切なものから分離してしまっていたように感じていました。日に1度でもいいから、自分自身と向き合う静かな時間を持つって、すごく大切な、いや、最も大切なことなのかも知れない、と思います。
 と言うものの、最近はやっぱり、帰宅が遅くて睡眠時間もちょっと足りず、朝も寝ぼけ眼で家を飛び出していくので、この辺りで軌道修正して、せめて毎日、朝か夜のどちらかはまとまった時間(と言っても30分程度ですが)瞑想できるように心がけよう、と考えているところです。頭もスッキリするし、身体の調子も良くなるし、精神的な余裕もできるし。。。
 あれ、なんでこんなにつらつら書いたんだろう。要するに、今日の午前中は久しぶりに充実した時間を過ごせたって書きたかったんです。

 夜、まとまった時間が取れるときに見ようと思っていた番組を見た。「阿修羅」にある「このビデオ(無料)をすべての日本人に見てもらいたい!」というもの。9.11の実像を暴くドキュメンタリー。あのテロがアメリカ政府による陰謀だというのはすでに多くの人の知るところだ。でも、見て損はないビデオでした。情報がいかに操作されて人々がいかに嘘の情報を信じ込まされるか、9.11はその教訓でもある。
 自分の判断能力を鍛えて情報に踊らされないようにすることが、こんな世の中に生きていく人間にとっての防御壁だと思う。


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