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| 2007年02月18日(日) | 東京マラソン |
旧暦１月１日。
なんとか、制限時間ぎりぎりでしたけど、完走しましたぁ。。。
昨夜夜中に何度もトイレで目が覚め、そのたびに外の雨音を聞いてがっくり。朝目が覚めて、いっそう強い降りになっているのを聞いて、暗〜い気持ちになる。昨日よくなったと思われた風邪もちょっとぶり返したようで、頭痛が。。。この雨だし寒いし、スタート地点の都庁には、早く着くより遅く着いたほうがよいかも、と、自宅から地下鉄でわりとラクに行ける便を活かして、のんびり出掛けた。が、まあ、もんのすごい人人人。荷物を預けるのも、トイレも、スタート地点への移動も、思うように動けない分時間がかかってしまった。３万人のランナーが都庁周辺に集まっているのだから、仕方ないかー。
私の服装は長袖ジャージの上下にランニング帽、手袋、それからセブンイレブンで買ったビニールのレインコート。レインコートが思いのほか重宝した。スタート地点に辿り着いてから号砲が鳴るまで２０分近く、寒い中を立ち止まっていなければならない。iPodshuffleで音楽を聴きながら軽く身体を動かしていた。で、号砲はよく聞こえなかったのですが、みんなが一斉に動き出したので、あ、始まったんだ、と分かる。最初は当然ながらトロトロ。歩くか、軽いジョギングの速さ。道いっぱいのランナーが時折「おおおおっーっ」とウエーブのような歓声を次々と上げて、両手を上に突き上げて振っている。何がなんだか分からない人もつられている。なんだろーと思ってみんなの視線の先を追うと、傍らのマンションの住人１名が、ベランダからこちらに手を振っている。それに答えて何百人ものランナーがいちどに返答しているのであった。あの人やみつきになっただろうなー。これから毎年やるかもしれない（笑）。なんだかすごく面白くて、みんな大笑いしながら何度も歓声と手をあげていた。外人さんも嬉しそうにキョロキョロ。日本人て意外とフレンドリーなんだと驚いただろうなあ。
やがて石原知事（好きじゃないけど東京マラソンを開催したことは評価したいです）と河野洋平氏の脇、ようやくスタート地点へ。号砲からここまで１５分位だったかなぁ。
靖国通りへ出るといきなりゆるやかな下り坂が続く。みんな、は、速い。私はみんなのペースに巻き込まれないように、あくまで自分のペースを保つ。どんどん抜かれる。もともと後方からのスタートだったのに、さらに遅れていく。ええいままよ、どんどん抜いてってくれぇ♪最初自分の実力以上のスピードを出して後でペースダウンしたり辛くなるよりは、最初からマイペースで行きたい。なので、トロトロトロトロ。普段の自分のジョギングと同じ（最近練習サボりっぱなしでしたが）。
この数ヶ月、たしか１２月から全くといってよいほど走っていなかったので、自分でも呆れるんですが、５�卉賄世泙琶發�ずに行ければいいかな、雰囲気に影響されて１０�卉賄世泙任倭�れるかな、と思っていたのですが、トロトロながら思いのほか走り続けることが出来て、しんどくてとうとう歩いちゃったのは、銀座に入ってから、21�劼涼羇崚世魏瓩�てからでした。それでも最初の２�辧■鍬辧■隠記劼函¬鵤記劼瓦箸某匹せ海�やってきては、しばらくするとそれがフッと消えて走るのが楽しくなる、の繰り返しでした。昼までには上がると言われていた雨もなかなか止まず、レインコートは３２�卉賄世泙任弔韻討い泙靴拭�そこで係員の人に渡してようやくジャージに。でも、おかげで身体が冷えて余計に体力を消耗することがなかったのでよかったです。
都内の名所を廻るコース、なかなか楽しめました。皇居はたまに走りに行くので、いつもの場所だという感じで嬉しくなった。銀座のど真ん中を、途切れることのない声援を受けて走るなんて、すごーく快感でした。浅草寺の前もすごい人だったなあ。沿道の声援、ほんとに感激しました。荒川市民マラソンも声援を沢山もらったけど、今日も凄かった。テレビで見るマラソンや箱根駅伝のランナーの気持ちを、自分も味合わせて貰いました。今回練習不足と風邪でも完走できたのは、あの声援のお陰です。見ず知らずの人達がこちらを応援してくれて、時々ハイタッチまでしてくれて、或いは後方を走る私のようなランナーは、大会側が準備してくれていたパンやバナナなどの食べ物がもう残っていない（先に行ったランナーがみんな食べちゃった）ために、飴や鈴カステラやバナナやチョコを沿道から手渡してくれたり。これには泣けてきました。。。それから、今回が第１回目だというのに、大会運営のすばらしさ！ボランティアスタッフの方々の励ましが有難かったです。パンやバナナこそ無かったけど、水やスポーツドリンクをおいてあるステーションでは、必ず「頑張って」といいながら飲み物を手渡してくれる。もうお祭り騒ぎのように賑やかに応援してくれるし。沢山元気を貰いました。大会関係者、警備の警察官、沢山の人に支えて貰って、天気こそ悪かったけど、走れてとても幸せだなーと思いました。
ランナーにもいろんな人がいたなあ。一番印象に残ったのは、沖縄から来ていた両足義足の男性。数日前の新聞サイトにも掲載されていた。私が折り返してから反対車線を仲間に囲まれながら懸命に進んでいるのを見ました。それから、１５�卉賄世�らゴールまでほぼ一緒のペースだった、台湾から来ているらしいおじさん。なんと、ずーっと、後ろ向きに走っていた（！！）最初ふざけているのかなあと思ったのですが、ずーっと、でした。私も一生懸命走っているつもりなのに、どうして後ろ向きのおじさんに負けちゃうんだろう、と、可笑しいやら悔しいやら。でも、すごいおじさんです。盲目のランナーと伴走者。紐で手をつないで。両方ともすごいなーと後ろから見ていた。おじいさんも。もうきっと何回も何十回もフルマラソンを経験して、自分のペースを知っているんだと思う。ゆっくりゆっくりと、けれど止まらずに、確実に進んでいく。頭が下がります。それから、仮装。牛さん、キャンディキャンディみたいなワンピースの女性（目立っていた）、イチゴ？のかぶり物。バレリーナの男性。。仮装じゃないけど、雨だからというので、１００円ショップで売っているようなビニールのシャワーキャップを被っているおばさん。なるほど。
途中、３３�匱蠢阿如�右膝が痛くなり、とうとう走り続けることが困難になってしまい、しばらく歩いてはちょっと走り、また痛くなって歩いて・・の繰り返しになってしまいました。さすがに泣きたいほど辛くなってしまった。でも、中間地点まで走り続けたお陰で貯金ができ、後半は走り＆歩きでもゴールできそうな見通しが立ったので、精神的にはラクでした。
湾岸にたどり着き、やがて「あと１�辧廚隆波帖�そこで係員の人に携帯を渡して記念撮影してもらい、ひたすらゴールを目指し。。。ようやく、制限時間の７時間手前、６時間４６分でゴール。。。昨年の荒川市民マラソンより１２分ほどタイムを縮めることができました(^^)
ゴールしてから、完走メダルを首に掛けて貰い、小さな花束も貰い、水のペットボトルを貰い、バナナを貰い、靴紐につけていたタイム計測用のチップを取って貰い（足ががくがくでしゃがめない）、都庁前で預けてゴール地点の東京ビックサイトまで運ばれてきていた荷物を受け取り、ビックサイトの中で身支度をして、足を引きずって会場を後に。。。ところが、笑顔でゴールしたはずなのに、しばらくしてから気持ちが悪くなり、その後は建物のベンチで横になっていたり、トイレで嘔吐を繰り返したり、と、さんざんな事態になってしまいました。ゆりかもめ、ＪＲ山手線、地下鉄、と乗り継いで自宅までたどり着いたのですが、その道のりの長かったこと。途中何度もトイレに入り、激しくもどしました。といっても、お昼ご飯らしいものは食べておらず、朝９時から夕方４時までずっと走り＆歩き通しで、自分で用意した固形食（パワーバー）や沿道からの差し入れを少し、だったので、空腹でもあったのですが、食べるより吐く、吐いてもクエン酸とかアミノ酸などの飲料が出てくるから酸っぱい酸っぱい。それでも胃の底から痙攣するような吐き方で、なかなか辛かったです。去年の荒川ではそんなことはなく、すぐに飲み会でビール飲んだりしてたので、今年はやはり練習不足と体調不良が祟ったかな、と反省しました。
兎にも角にもやっとの思いで帰ってきて、銭湯の熱い湯に浸かり、その後コンビニの幕の内弁当と熱い味噌汁で、ようやく落ち着くことが出来ました。
今回、走ってみて、なんとか完走は出来たけど、やはり練習不足は顕著に感じました。１週間に１度でも２度でも、走るって大事だな、と思いました。
来年も出たいです。。。もし抽選に当たったら。。。
今夜は布団に入ったらぐっすり眠れそうです。
