ロベール・ドアノーの、雪の車道と車の轍が描いた幾何学的な図形。 アーヴィング・ペンはモデルを撮ろうとも道端の吸殻を撮ろうともフォルムや表面が美しい。 ハロルド・エジャートンが凍らせて止めた超瞬間の世界の中で、ミルククラウンに浸るのも悪くない。 リー・フリードランダーのスナップを見ていたら私も撮りたくなる。自分の顔の影が目の前を歩く女性の背にくっきりと黒く浮かび上がって。 この星の知識が流れ込み、感覚が冴え渡り、この都市の存在感が呼び声に変わり、全てが挑発的に訴えかけてくるようになる、その瞬間に向けて。 体中のスイッチがONになり、全方位全感覚がクラスター爆弾を撒いたように、何でもありの無差別爆撃で動き出す。そのとき、私の眼は色々なことを知覚しながら多くのことを忘れている。素敵だ。何も生まないかもしれない、けれど何かが現われているのは確かだ。その確信が、次の何かを呼び寄せて、以下しばらくエンドレス、エンドレス、エンドレス・・・ISO100? 400? しばらくはエンドレス・・・ |
writer*マー | |
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