フブキ  2009年02月24日(火)
十字架を握りしめて祈りを捧げて、それで救われるものか! 両手を合わせて殊勝に祈ったところで、それで救いが与えられるものか! 時の流れが四方八方から吹き付ける吹雪のようにこの心を切り刻んでゆく。ただ一分一秒をごく普通に生きているだけだというのに。

自覚すること、認識することは、次なる位相へ足を踏み入れるために必要な、言わば他国への入国手続きなのです。
進化を意識し、志向し、それをしっかりと目で捉えるならば、進化と呼ぶに足るものが現われてこの身を拉致していってくれるはずです。
それが叶わない間に訪れる膨大な時の流れは、なんと痛々しいことでしょうか。身を切り刻む吹雪の中で、心の表皮が実はものすごくもろくて弱かったのだと知ります。

大した修羅場も知らぬままに生きてきたこの肌よ。
己が性向と力弱さを知るがいい。

私は何処へ向かおうとして此処で立ち尽くしているのでしょう、
そんなこと知ってる奴は皆無なのです、
弱さを知るがいい。




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