スピード・スナップ・スナイパー  2005年08月12日(金)
速度の瞳となれ。
空気の壁を突き抜けた速度の世界は
夕焼けのようにオレンジにたなびく。
その緩やかな空気のたわみを
更なる速度で
その瞳で
突き抜けろ
永遠に!!!!


私の両眼は
一つの機械に収斂され
薄く美しいレンズが鼓動を起こす。
速度、
60分の1秒?
125分の1秒?
250分の1秒?
いや、
8000分の1秒、
晴天の中に世界は凍結し、
雨天の中で世界は真っ暗になり、
曇天においては世界は実にブレを起こし、
決して我がものにはならない。
その速度と光の最も合致する、
最高に突き抜けた瞬間を目指して
スナップショットを繰り返せ
永遠に!!!!


速度の瞳となれ。
いかなる世界の状況ならば
どのスピードでそれを透明に凍視できるかを
理解し、
判断し、
繰り出すんだ、
私の意志で
機械を伴って、
イオス5で足りなければ
イオス1を用いて、
世界に速度で挑むんだ、
永遠に!!!!



私はフォトグラファーだ。
しかも 写真道を全て踏み外し、
もはや 後戻りはしない!

私は私を魅了し、突き動かした速度にのみ従う。
それ以外の全ては、愛ですら 不純物だ。

愛で写真を撮るには幼すぎる。
胎児の細胞が胎動する速度は、
愛や情や哲学を理解するよりずっと速い。
私はあらゆる理解ができないまま
ただ原初の速度で
白夜の太陽のように真っ白になって
戦いを挑みたくて仕方がない、
永遠にだ!!!!




(^−^) ※作者には いろいろな まちがいがあります。




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