2003年04月20日(日) |
ここから3月23日の日記の続きです。 |
次の日、また、母に言った。
「早く入院させて!」
繰り返し。 「今は無理。」
私は必死。 泣きながら哀願。 物を壊しながら懇願。
一向に変わらない母の言葉。
一つ、言ってみた。 口にするまではずっと躊躇いのあった言葉。 いざ口にしてみると驚くほど簡単に出た言葉。
「日曜までに入院させへんと、私は姉を殺すから。」
完全なる脅しの言葉。 一つのラインを越えた気がした。 でも母はそれを聞いても苦笑と呆れの混じった顔で
「なんで殺さなあかんねん。 家族やろ。」
とだけ言った。 まるで相手にされてない。 家族という意味不明な理由、大嫌いな言葉で私を宥めようとする。
私は何度も言った。
「入院させな殺す。」
…宿る、言霊。
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