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鈴谷の不定期日記
鈴谷
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2003年10月02日(木)
誠意を語るつもりじゃないけれど

誠意を語るつもりじゃないけれど、
誠意という言葉を理解していない人が結構多い気がする。
特に、新聞を読んでいるとそんな気持ちが沸々とわき上がってきます。
学があるわけではなく、
特に知識があるとは思えない私でさえそう思うのです。
知識があって学がある人が同じ事を思う確率は多い…
と、言いたいんですが、人間の社会というのは変に複雑で、
私でさえ分かる事を分からない…いや、取って付けたような理屈で分かったような気持ちになる人が多いのも否めません。
そう言う人達が発した言葉の端端に稚拙さが見て取れる事も多いです。
難しい言葉や言い回しで包んでも、簡単に要約してしまうと単純で詰まらない言葉の羅列。
ひじょーに面白くありません。
私的にはもう少し気の利いたいい訳や言葉が欲しいところです。


あー、話が微妙にずれましたが。
言いたい事はただ一つ。
まあ、一般人が『誠意』の意味を知らないと言うのなら良いですが……いや、それはそれで問題ありますけど。
お偉い人や重役さんに限って『誠意』と言う言葉の理解度が低いのはなんたる事でしょう。
確かに漢字や数学。それぞれの学習能力が落ちてると嘆かれてる世の中ですが、流石に漢字の意味くらいは知らないとマズイです。



【誠意(せいい)】うそいつわりのない心。私利・私欲のない心。まごころ。

(インフォーシークの国語辞典抜粋)




と言うわけで調べてみました。
コレを元に、誠意があると仰った人達の会話の中身を振り返ってみましょう。

『私たちは誠意を持って捜査に当たりました』

誠意を持って捜査に当たり、何故か遺品が喪失。オマケにしっかり捜査をすると言いつつ一日足らずに放棄等。
うーん…どの辺りに先ほどの意味と符合する部分があるんだろう。
まあ、頑張って探せば数ミリくらいは符合するかもしれませんが、私はソコまでの根性と義理は持ち合わせておりません。
結果。
そう言う人達には国語辞典を渡す方が吉。
リボンを付けて渡しましょう。
言葉の意味を理解していない人には、理解してもらうのが先決です。

ただし、本当に渡しても相手は怒る事必至です。
そんなにあっさり納得して読むような人達だったら、
恐らく『誠意』の意味は教えて無くても知っていると思われます。








誠意を語るほど偉くもないけれど、誠意を知らないほど無知ではない。
そう言う人もいるという事を(恐らく半数以上は)。
早く気づいて欲しい。

小さな小さな…祈りです。